膿の海で溺れろ
なんだか毎日のニュースを見ていると、『終了している』という文字が頭に浮かぶ。 今日は文部科学省の人が公用車で白昼堂々、個室ヨガに行っていたという記事を読んだ。どこがコッていたのかシコっていたのか知らないが、どういう人間のところで、何に税金が使われているわかったものではない。 ヨガのDVDを買って、畳を一枚自分の事務所に置いて、そこで独習したらよい話だ。...
View Article3つの変化
砂浜で波打ち際を歩いていると、波が足首を洗い、波が引く時に足の下の砂がぞーっとなくなって行く。 英語だと、何かが倒れる時、『土台の下を、上のものが崩れるように、無くして行く』undermineと言いますが、ここ25年~30年の間に、はっきり変わった文化を危うくするものが3つあったというのを強く感じる。 3つすべてをひとつの記事で書くのは『濃く』なりすぎるので2つに絞る。...
View Article昔の智慧
画像は時間がある時にアップしますが、このごろ江戸時代の汚い本をよく買う。字が読めない人が増えたようで、内容の説明もなく売られている場合が多い。 このあいだも天保14年に出た武士の心得を800円ほどで買った。なかなか面白いことが書いてある。 この本、有名な武士の家訓が集められている。古くは鎌倉時代の源の武将たちの言葉から家康を預かっていた今川家のひとびとの家訓まで。 たとえば、...
View Article食事と寿命と健康寿命
今日は母の担当医師との話があったりして、食事時間が大きく狂った。実際のところ、母は行っていたクリニックの投薬でおかしくなって、命が危ういところまで行ったわけだが、内臓などはもともと悪いところがなかった。...
View Article意味のあるタイ
昨日、小田急線に乗っていたところ、そろぞろとスポーツ刈りの学生がスポーツ・バッグを持って乗って来た。私が非常に違和感を覚えたのは、彼らのしていたネクタイなのです。 こういうことは、私は『自転車の変速器の外観から、シマノかスラムかカンパニョーロかわかるのと同様にわかる』。タイには意味がある。 私は彼らを見て、『なんでこの生徒たちはHomerton Collegeのタイをしているのかな?』と思った。...
View Article常に情報にドブ漬け
この歳になってよく考えることは、『情報過多は不幸であり、また真実にたどり着くのが難しくなる』ということだ。 このところ、スーパーなどでも家族と携帯でやりとりして、その商品を買うべきか買わざるべきか、相談したり、価格や評判を検索してもらっている人を見る。...
View Article地産地消
公害も無く、垂れ流しの放射能廃液も無く、地元でとれるうまいものを食べる生活は極楽だと長年思ってきた。 ひのたまはちおうじに引っ越してきてから、4分の1世紀ほどは、そうした幸せな地産地消で生活していた。最初の疑問符は御瑠腐場から出る除草剤の問題が出てから、そういう施設のあるところの周辺の無人スタンドから野菜を買うのをやめた。御瑠腐場ができたら、買うのをやめる。...
View Articleけーざい第一?
例によって『検索避け』をかけての記事です。よろしくご判読あれ。 いまから30数年前、仕事で隣国Aに年に1~2回行っていた時期がありました。いまの日本の新聞を読んでいると、当時のことを思い起こして、ずいぶん違った情勢の読み方を自分がしているのを今感じる。...
View Article重くなった衣服を捨てるように
連休に入ってから、自転車の関連のパイプを曲げたり、荷台のチューブを曲げてキャリアを作ったり。こういう時に仕事をはかどらせておかないと、なかなか遅れが詰められない。 だいたい、職人仕事の人はあまり連休でどこかへ思いっ切り出かけるというタイプの人はいないように見える。淡々とやっている感じ。我々には『マイペースになれる時間が仕事上必要』なのだ。...
View Article暗闇
人は暗闇を本能的におそれますが、その手にたいまつがあればずいぶん心強くなる。 闇にはさまざまなちからが潜んでいる。昔の人たちは経験から植物が闇の中で成長したり、発芽することを知っていた。闇はゆりかごでもある。...
View Article機能アップ???
なんだか、今週は3回アップしようとして、3回ともエラーになった。そういう記事はその時のものだから、あとから同じことを書きなおそうと思わない。 ブログは日記、備忘録。それをいちいちスパムメールのように、うちへ余計な情報が届くようになっている。そんなどうでもいいことを、配信する必要がない。...
View Articleスマホと牧羊犬
このところ携帯もパソコンも鬱陶しいと思うことがままある。世の中メール主流になってから、なんだか他人の生活にいともたやすく干渉してくる人が多くなった気がする。 昔だったら、夜8時以降はよそのうちに電話をしたらいけないとか言われたものだが、現代でそんなことを言う人はいなくなった。...
View Article経年劣化
自動車の関係の人は、1960年台のマグネシウム・ホイールは経年劣化が進んでいるので、ACコブラのホイールなどでも同じデザインの新しい軽合金製のホイールに交換するのが普通です。...
View Article初ホトトギス
5時ぐらいからホトトギスが家の前でけたたましく鳴いている。ホトトギスはその生態からするとロクでもない鳥だが、在来種ではある。邪悪なるガビチョウよりはましか。いつもは向かいの山のはるかかなたで鳴いているのだが、こちらで鳴くのははじめてだ。向かいの山はガビチョウに牛耳られている。...
View Articleひじょうに動物的に先祖返り?
ここ10年ぐらいで、いままでにないくらい『せー犯罪』『せーにまつわるスキャンダル』のニュースが増えた。そういう大きいニュースがない週の方が珍しい。...
View Article試乗の文化
中学生の頃、京都を一人でフラフラ歩いていた時(親戚を訪ねた)、京都には『何の店かわからないところがけっこうあった』。普通の家の板塀に60cmぐらいの窓があって、何やら並べてあった。看板も何も出ていない。たぶんわかる人、わかっている人しか中に入らないのだろうと思った。最近はみかけない。...
View Article火山
日本は何かが流行ったり、『これからはこれだ』と言われると、みんなそっちへ行って肝心のところがお留守になる傾向が強い。 日本は世界有数の地震大国、火山国なのにもかかわらず、現在火山学者、地震学者に若い人がおらず、絶滅危惧種なのだということはあまり知られていない。...
View Articleものづくりの終了
私の友人に筆を作る人がおりまして、何度か筆を作るところを見せてもらったことがあります。まずはさまざまな毛が並べられている。それをいろいろ組み合わせて、芯になるところのコシを出しているようでした。それを特殊な金属の道具でシュッ、シュッと撫でるようにこすって、よくない毛を抜いて行く。そうしてそろってきたものに外側の毛を板状に並べたものを巻いて行く。それを縛ったり、竹の軸に着けたろして、さらに出来上がった...
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