1年の季節、人生の季節
さて、この金曜日はGood Fridayでした。そういうこともあって、海外のあちこちからメールが来た。 私の古い友人からメールが来て、博士号取得に向けて古巣にもどって勉強中だとのこと。う~~~む。彼と知り合ってから40年ほど。それでまた大学へ戻って勉強とは。それは、彼が最後の階段を上ってトップに立つことがほとんど内定しているからだろう。...
View Article力蕎麦raijin風
高齢者の家族がいる方はご存じと思いますが、高齢者は食事に時間がかかります。また誤嚥などの防止のために誰かが付いていないと危ない。そうすると、食事時間は1時間超級。前後の支度、後片付けを入れるとけっこうな時間がかかる。 サラダなどはミキサーでコールスローよりやや小さくしたものにするので、私もそれを食べるので野菜が足りなくなることはない。...
View Articleさくら尽くし
もう今日が東京はサクラは大詰めの時期でしょう。 うちは表にソメイヨシノが見え、裏には山桜が見える。実際、遠くへ行かなくても花見は出来ます。ウグイスもちょうどうちの裏へ来て鳴いている。 桜まんじゅうを食べつつ、サクラの花のような蛍焼きでお茶を喫する。また、楽しからずや。先週は隣国から持ち込まれたガビチョウが、安い飛行機の中の旅客のようにやかましく鳴いていた(爆)。...
View Articleイースター
この日曜日はイースターでした。クリスマスをあれほど商業主義で覆いつくし、それでも足りずにハロウィンを商業化した日本で、イースターだけはなかなか商業主義で覆えない(笑)。また、親鸞聖人の誕生会でもある。 イースターが商業主義で覆われない理由は、イースターがキリスト教の本質にかかわっているからにほかならないでしょう。...
View Article駄菓子屋の記憶
部品を引き取りに行く道すがら、そういえばあの人は今?という感じで寄り道。 『1年以上お見えにならなかったですよね?』と言われて、ああ、そうだろうなと思った。母の具合が悪くなって、夜から明け方までに8回以上もトイレに起こされるようになって、その後重篤になったのが去年の4月のことだから、たしかに1年以上だ。...
View Article灌佛会
今度の日曜日は灌佛会です。考えてみるとお釈迦様が本尊の寺は意外と少ない。友人はこの期間あちこち巡礼のように遺跡を巡って旅行中。その友人は親も兄弟もすべてたかいしていて、天涯孤独。 自由と孤独は裏表だ。しっとりとした家庭と完全に独りの旅と、そのコントラストは若いうちから青年期まで。壮年期から老年期は、家族がいてもいよいよ独りになってゆくことを強く意識する。...
View Article懐かしきもの?
自分の場合、昔の同級生とか同窓会というのにほとんど興味がない。仲の良かった人や、興味関心のベクトルが同じだった人とはいまだにつきあいがある。それ以外の人たちは、あまりに人生観も進んだ方向も違っていて、いま会っても、ほとんど共通の土台はないと思う。 それだったら、自分の興味がある展覧会とかコンサートとか、お寺とか神社とかへ行って、見ず知らずの人と会話をしたほうが人生にとって有意義だと思う。...
View Article灌佛会の夕
本当は朝に行きたかったのですが、日曜日でも仕事は容赦なくある。なんとか3時半ごろに出て、ぎりぎり山門が閉まる前に到着。 ここには武蔵野の風情が色濃く残っている。茅葺の山門も維持がたいへんだろうなと思う。タンポポが生えて、そこにまたのどかな古刹の貫禄がある。 昼飯を抜いていたので、例によって蕎麦をちょっとたぐる。
View Articleウーティス症候群
数日前、クラウンの祇園でのCMが根無し草に見えると書きましたが、私は、ぼんやりと『すべてが断絶する時代』に来たのかな?という気がしている。あのCMを見て、「このクルマがあればどういうライフスタイルが可能か?」というものはまったく見えない。 CMにゲイシャは出てくるが、いまの20歳から60歳までで芸者を呼んだことがある人、それどころか、お茶屋で食事を年に一回する人は人口の1%いないのではないか?...
View Article田園に帰ろう
自転車を趣味にしていると、独特の距離感と生活リズムが身につく。多くの場合、自転車生活者は『絶景』を求めることがない。なかなか言葉にするのが難しいのですが、厳しすぎる自然はあまり興味がない。都心もそうで、あまりにぎちぎちなモダン生活もダメ。...
View Articleフロント・シングルで充分?
ま~~~ず、ほとんど自転車雑誌を買わない私がCSの5月号は買ってしまった。だいたい、変速器の歴史の話などで、私のところに「これでどうですか?」と「読み合わせの版下を送ってくるぐらいだから、いまさら私が買って読むことはない」とたかをくくっている。...
View Article方向性の是非
この国ではどうも、いまだに『トップダウンで変えてやろう』という、江戸時代さながらの『お上の決定に愚痴を言いながらも付き従う』という意識が強い気がする。『それは、そうじゃないんじゃないか』という反対意見が出にくい。...
View Article書道屋の香り
世の中には『抹香臭い』という言葉がありますが、日本のお香にはさまざまなタイプがある。私の祖母は書家だったので、私も頼まれて篆刻をやったり、旅先で紙を探して歩いた。 この歳になると何とも言えない懐かしさがある。だいたい書道用品の店は『和のよい香り』がしていた。 一方で、線香のあまり良くないもの(普及品)とか菊の花の香りはいけません。落ち着く独どころではない、我慢できないくらい嫌い。...
View Articleシンクロニシティ
たまたま、先週、アラン・ドロンの若いころから現在までの変遷のビデオをYoutubeで観ていました。 そして、比較のためにジャン・マレエの同様の動画を見ていた。 フランスを代表する2人の美男俳優。見ていて、ふと感じたのは、『アランドロンというのは、ジェームズ・ディーンのフランス版なのではないか?』ということでした。一時期の彼の髪型はジェームズ・ディーンに似たところがある。...
View Articleイケる化石
たまに思うのですが、20年後、30年後、どうしようもない安い砂糖を使った饅頭や餡子のものしか世の中になくなったら? 『だから日本のものはダメですたれたのだ』と思う奴が増えるのではないか? いま『すあま』なども、まずいものがずいぶん多くなった。美味いすあまは絶滅危惧種だろうと思う。これはケーキなどでもそうでも、『昔ながらの、日本の有産階級が好んだ、美味い日本式の西洋ケーキは激烈にレアになっている』。...
View Articleブラック・キャブ
私は英国にいた時、金曜日にほぼ必ずブラック・キャブに乗っていました。だいたいパブがカンバンになるころまで彼女と飲んで、そこからブラック・キャブで彼女を自宅まで送り届け、自分はそのままキングスクロス駅までタクシーに乗って、最終列車でケンブリッジまで帰る。あるいはノッティングヒルゲイトの自由に使ってよいよ言われていた『会長室』に泊まった。...
View Articleフリーダム・マシーン
こどもの頃、自転車というのは世界を広めてくれる『フリーダム・マシーン』だった。 しだいにそれがバイクになり、自動車になり、、しかし、それが最初に手にした自転車ほど『自由に直結した乗り物であったかどうか?』それは疑わしい。 自転車からバイクへ移行する人は多そうだが、私の世代で自転車に根を生やした人は、なかなかスクーターにすら軸足を動かそうとしなかった。...
View Article晩年ほどしあわせ?
土曜日に友人と話していて、『定年退職をした後2~3年で息絶える人の多いこと』が話題になった。周りを見回して実に多いです。『いよいよ、これから自分のペースで楽しもう』というときにいのちがつきる。 『それまでの我慢は何のためだったのか?』という気がする。英語では、下品な単語、汚い単語はだいたい4文字なので、そうした口に出すのもはばかられる語を『four letter...
View Article小休止
土曜日ぐらいから、『これはちょっとまずいな』と、身体の方にカラータイマーが点滅し始めた。 毎日、工具の箱を動かし、力仕事をして、座って車輪を組んだり、母を担いでベッドから車椅子に移動させること日に3度。自分の自転車の車輪を組み直す時間がないので、このところ仙人クラウドを担いで上げ下ろししている。さらに買い物。夜は座ってまた作業。 実際に、作業と作業の間に5分休むことがない。腰が限界。...
View Article永代経済奴隷(爆)
グローバル経済というのは、私は巧妙に出来た新形態の奴隷制度だと思っています。不思議なことに日本では『グローバル化』というのがポジティヴで素晴らしいことのように語られているのが不思議でならない。この違和感は20年ほど私は感じている。...
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