画像は時間がある時にアップしますが、このごろ江戸時代の汚い本をよく買う。字が読めない人が増えたようで、内容の説明もなく売られている場合が多い。
このあいだも天保14年に出た武士の心得を800円ほどで買った。なかなか面白いことが書いてある。
この本、有名な武士の家訓が集められている。古くは鎌倉時代の源の武将たちの言葉から家康を預かっていた今川家のひとびとの家訓まで。
たとえば、
『文道を知らずに、武道のみをやっているのでは勝利は得られない。』
やってはいけないことは、
『民をむさぼり、神社などの宝物をせしめて栄華を楽しむこと』
『先祖の山や墓のあるようなところを切り崩して,自らの私宅を荘園のごとく立派にすること』
『公務をかろんじ、私用を重んじて、天道を畏れぬこと。』
『臣下の善悪をわきまえず、賞罰を正しく与えぬこと。』
『親、恩ある人々への恩を忘れて忠孝をわきまえぬこと。』
『わざわいとなる乱を企て、他人が愁いている一方でみずからの繁栄を楽しむこと。』
こういうことが本一冊数百書いてある。
なかなか他にも、『自らのすこしばかりのまさっているところにおごり高ぶって、他者をあざけること』、『独りで良い思いをすることをして、人にわかちあう施しをせず、世の中から遠ざかること』、
何一つ無駄なところがない。現代日本では、山を切り崩し、土地を売って御殿を建てたり、みんな耳が痛い人が多いのではないか(笑)。
当時の武士の一般教養古典『武経七書』のひとつの『三略』には、「(君主、権力者のみが)身を楽しましむれば、久しからずことなくして滅ぶ」とあるのは、現代の様子や歴史をみてもあきらかだ。
乗り物系の人向けなのもある。『過分な武具や馬を持って、他人をうらやましがらせること』というのも出ていました(爆)。
このあいだも天保14年に出た武士の心得を800円ほどで買った。なかなか面白いことが書いてある。
この本、有名な武士の家訓が集められている。古くは鎌倉時代の源の武将たちの言葉から家康を預かっていた今川家のひとびとの家訓まで。
たとえば、
『文道を知らずに、武道のみをやっているのでは勝利は得られない。』
やってはいけないことは、
『民をむさぼり、神社などの宝物をせしめて栄華を楽しむこと』
『先祖の山や墓のあるようなところを切り崩して,自らの私宅を荘園のごとく立派にすること』
『公務をかろんじ、私用を重んじて、天道を畏れぬこと。』
『臣下の善悪をわきまえず、賞罰を正しく与えぬこと。』
『親、恩ある人々への恩を忘れて忠孝をわきまえぬこと。』
『わざわいとなる乱を企て、他人が愁いている一方でみずからの繁栄を楽しむこと。』
こういうことが本一冊数百書いてある。
なかなか他にも、『自らのすこしばかりのまさっているところにおごり高ぶって、他者をあざけること』、『独りで良い思いをすることをして、人にわかちあう施しをせず、世の中から遠ざかること』、
何一つ無駄なところがない。現代日本では、山を切り崩し、土地を売って御殿を建てたり、みんな耳が痛い人が多いのではないか(笑)。
当時の武士の一般教養古典『武経七書』のひとつの『三略』には、「(君主、権力者のみが)身を楽しましむれば、久しからずことなくして滅ぶ」とあるのは、現代の様子や歴史をみてもあきらかだ。
乗り物系の人向けなのもある。『過分な武具や馬を持って、他人をうらやましがらせること』というのも出ていました(爆)。