ブライドル・カーフ・レザー
私は革のものが好きなんですが、ある種の革製品はあまりに気を使う。 いまや勤め人でも交渉者でもないので、このかばんはもういいだろうと、若手に下げわたし(笑)。使わないままに放っておいて、カビでも生えたらつまらない。...
View Articleオヤジ少年漂泊記
この週末もロードレーサーの事故のニュースを読んだ。レースというのは危険なものです。世の中の一般の人は、ロードレーサーとサイクルツーリングを一緒に考えますが、じつは、この2分野ほどその意識に於いてかけ離れていることはないと思う。 ほんもののサイクル・ツーリストを見分ける一番の方法は、『追い越されてもカッカとこないのがツーリスト』と言ってよいと思う。...
View Article空気の重要性
ここ数日かなり風が強く、よからぬものが舞っていた感じ。隣国から飛ばされてきたものも入っていたのではないか?今日は肺が重い感じがする。 毎日マスクをするというのも嫌なものだし、やがては防毒マスクをいつもかけていないといけなくなったりして。...
View Article若者の貧困
私が学生の頃、キャッシュにつまると古本やLPを売りに行った。場合によっては腕時計を質屋へということもやった。その当時は分不相応な高級カメラなどを無理して買って、もちきれなくなって質入れしたりしていたわけですが、今の学生はどうしているのかな?と思う。 いまどき、古本だとかレコードなど売りに行ってもひとつ数円、数十円だからしのげないだろう。...
View Article年齢なんぞ考えるな
このあいだ久しぶりに会った友人に『ずいぶん白くなったね』と言われた。 『それはだんだん俗気が抜けて『太白金星』のようになっているのだ。』と答えた。 これといって痛いところもないし、自転車に乗って遠くへ行くのがつらいということもない。昔のぼれた坂が今は登れないということもない。最近はむしろ、膝を悪くしたらつまらないと、急坂にきたらあえて押す。...
View Article平地に田園を残せ
長年人間をやってきて、このごろ確信となっているのは、『都市生活は3流の人生となる時代』がすぐそこに来ていると思うことです。 鳥インフル、豚インフル、その他のウィルス性のものが流行る中、満員電車や駅の雑踏の中を毎日抜けるのはじつに危険な日々といえる。...
View Article鮭
このところいままでの減塩ブームから一転して、「減塩ばかりだとボケる」という説をけっこう見かけるようになった。 かつては、マサイ族をテレビのスタジオに連れてきて、マサイ族は肉の血からおもに塩分を摂っているから高血圧の人がいない、などとやっていたのを思い出す。...
View Article悲喜劇と第三者
22日は友人のMEI-NICHIだったわけですが、さて、何をするかな?と思った。意外に思われるかもしれませんが『SHIN-だ人に聞かせるお経と言うのは本来インドには存在しない』。よく法事で読まれる「大悲震陀羅尼」も「千手観音に帰依したてまつる、我、願わくばすみやかに一切の法を知らんことを、我すみやかに般若(智慧)の船に乗り苦海を超えて行けることを得んことを~、」と読んでいるわけで、読んでいる坊さんの...
View Article地形も姿を残さない
午前中に納品する用があって、受け渡しのあと、午前11時から午後1時まで散歩をした。そのあたりは昔自転車でよくサイクリングに来たあたりなので、どうなっているか興味があった。 お弁当を持って、どこかで広げようと思っていたのですが、ついに適当な場所が見つかりませんでした。...
View Article身体表現の時代
ここ25年ぐらいで、身体能力ということが、世界的にずいぶん表面へ出て来た気がしてならない。各種の遊びでも、「こんなことまでやるんだ」というようなのをよく見る。レッドブルの自転車の契約選手のトライアルの映像などを見るとビックリする。パルクールもそうだし、スケートボードもそうだろう。ダンス・踊りのほうもけっこう進化している。...
View Articleこんな自転車逍遥もある
日曜日だというのに朝6時から仕事をし、昼12時半には終えた。 ムシャクシャすることばかりなので、昼から自転車に乗る。 ひのたまはちおうじのあたりには、1200~1300年前にはお寺があった遺跡が少なくない。万願寺とか連光寺とか東寺方とか国分寺とか、すべてそういうお寺があった場所です。それ以外にもあったことがわかっている場所がたくさんあります。...
View Article金喰い虫
世の中には月の中に『阿』の字を観想する阿字観などという瞑想もあるようですが、私の場合はそういう高尚なものではない。学生時代に、たとえば3000円手元に臨時収入があったら、2千数百円の本を買って喫茶店2回、もしくは3回。その本を買ってカツ丼。海まで自転車で走って、シラスかき揚げ丼とサザエ、そのあとに喫茶店休憩3回とか、まあ、さまざまな何通りかの可能性が目に浮かぶわけです。 これは今でも変らない。...
View Article時代
このあいだフランスの作る高速列車AGVのドキュメンタリーを見ていたら、けっこう唸ってしまった。AGVは500km超級で走ることが可能なわけですが、そのためにずいぶん特殊なモーターを使っている。そのモーターが車輪ごとに組み込まれ、特定の動力車を持たない。英国は蒸気機関車の時代からそのままのシステムを使っているので、英国のインターシティーには動力車がある。ディーゼルだったり電気だったり。...
View Article3月の頭は毎年最悪
毎年のことですが、どうも3月の頭というのはよろしくない。ひとつには1月のあと、2月はみなさん金がなく、しかも2月は一か月が短い。そこへもってきて3月の頭には確定申告がひかえている。というわけで、とくに自由業、自営業の人には2月と3月は最悪にして、もっとも忙しい時期となります。...
View Article良いものがたくさんある世界
最初に英国で小さい村の小学校のバザーであるとか、マーケットの古道具を見た時、面白くて仕方がなかった。どうということもない日用品でも、美しいもの、味わい深いもの、面白いものがたくさんあった。...
View Article気が付く人
私のまわりはみなさんそれなりの年齢になっている。それが何時、どういうきっかけでいままでのように行かなくなるかは誰にもわからない。いままでの人生で見ていると、その人の人徳とか行為とも関係なくさまざまなよろしくないことが起こっている。...
View Article虚妄の進歩
緑茶とか紅茶とかの味を考えて見ると、『時代が進歩してどんどん美味くなってくる』ということはない。むしろ化学肥料の使い過ぎで、コクのある美味い茶葉が採れなくなって、アールグレイのように、わざわざ『クラシック』と名うってブレンドを変えて昔の味に近づけなければならいほどの具合である。...
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