午前中に納品する用があって、受け渡しのあと、午前11時から午後1時まで散歩をした。そのあたりは昔自転車でよくサイクリングに来たあたりなので、どうなっているか興味があった。
お弁当を持って、どこかで広げようと思っていたのですが、ついに適当な場所が見つかりませんでした。
開発された辺りはベンチがなかった。どんどん歩いて住宅地へ入ると、これまた休む場所がない。ビッチリと家が建っているので、他人の庭先で食べるわけにもゆかないので、歩き続ける。
「ああ、あそこに山伏が数百年前静岡のほうからやってきて庵を建てたところがあったな」と行ってみる。そこはかろうじて昔の雰囲気が残っていた。しかし、そこもやたら石像が立っていて、食事をするには落ち着かない。またずんずん歩いた。行けども行けども、お弁当を広げられる場所がない。
2時間歩いて、ある古い神社まで行ったが、そこも面影なし。
心中複雑でした。このくらい何もなくなってしまうと、何の未練もなくてかえって良いかもしれない。2度と再び訪れることはないだろうと思う。
右の方の写真には少し昔の面影が残っていますが、この国では誰も良いと思わなかったのでしょう。