難しい時代
正月が明けてしばらくしてから某神社へお参りに行ったのですが、う~~~~~ん。いつも買っている暦がない。むか~~~~~し、じつは3冊違うところの暦を買って、毎日夜寝る前に読み比べてみて、点数を付けたことがあった(笑)。だって、同じTAKA-しーMA-EKIだん」と書いてあるのに、微妙に書いてあることが違う。かくして、1年経って、『これがどうも一番当たっている』という結論が出た。...
View Article自由人であること
長年、自分はただ一つのことを気にしてきたと思う。それは自由でいること。もうこれは幼稚園の時からで、私は幼稚園は半年行かなかった。中退(笑)。 この傾向は英国へ行ってますます強くなった。むこうで仲がよくなった人はほとんどみんな自由人でしたから。 俳優だったり、音楽家だったり、画家だったり、骨董屋だったり、古本屋だったり、職人だったり。...
View Articleわきあがる満足について
長年生きて思うことは、『わきあがる生きている実感』というか『深みからあがってくる満足』というか。そういうものだ。 これを最初に味わったのはこどものころだった。育ったのは明治神宮の近くだったので、明治神宮へ行くほかはあまりのびのびとした自然はなかった。...
View Articleシラサギ
お札を納めに行き、そこの国宝の仏像が一般公開されていて、すぐそばで見れるというので行ってきた。12 00年以上前というと、もう当時の人の日常のこころの持ちようもまったく今とは違うので、見ているだけでほわ~~~っと、昔ののどかな空気が雲のようにあたりにたなびいている気がする。眺めているだけで穏やかな、多幸感がある。...
View Article不幸への進歩
日曜日の午後、お札を納めにお寺へ行ったときですが、午後4時半には店を片付けていた。5時には早いところはすべて閉まっている。同じような光景は四国の門前町でも見た。 12月の冬至の時のお寺の行事で、うどんが出たことはこのブログにも書きましたが、その時『このような夜遅くまで、、』と管主様のご挨拶があったのが印象的だった。『6時半で夜遅いんだ~』と感無量(笑)。...
View Articleお茶のリズム
これは歳をとって思うのですが、『珈琲を飲む20分』、『紅茶を飲む20分』、『日本茶を飲む20分』は長さが違う。 「まっとうな紅茶」は20分では短いと思う。これは珈琲もそうで、私はだから紅茶・珈琲は仕事が終わるまでは飲まないことが多い。15分では『せわしない』『せかされた』感じが残る。 そこへゆくと、煎茶は気分の切り替えにちょうどよい。
View Articleひとりの一生の体験
このところ、『人の離合集散』と『その人を作っている体験は何か?』ということをよく考える。 私の年齢になると『チーム解散』がよくある。グループが歯抜けになって行く。NAKUなったり、隠居したり、身体を壊したり。そうすると、出来なくなることがある。...
View Article経年円熟
何でもかんでも『劣化』というのが流行りのようである。 私などは、むしろ、『もし経年で劣化するなら、日本は江戸時代よりずいぶん劣化したのかもしれない』などと考えたりする。...
View ArticleAIがつくる暗い未来
昔、自転車の変速器で、どのギアに入っているのかわかるようなシステムが出て来た時、我々の世代は『人間をダメにするシステム』と言っていた(笑)。いまや、世の中のほぼすべての自転車の変速器は、どのギアに入っているかわかるインデックス・システムになっている。...
View Article素朴な疑問
古いニュースでTOYOTAが新しくコンセプト・モデルとしてSETSUNAという木製自動車を試作したというのを見た。 まず、私の第一印象。『ドイツのWW2の時の水陸両用車シュビムワーゲンにそっくりだな』ということ。ネットで、双方を検索して見較べてください(写真はシュビムワーゲン)。 たぶん、ヨーロッパのクルマ好きも同じ感想を持つだろうと思う。...
View Article生活消滅を食い止めよ
『生活』というのは、『生きて』『活動する』と書きますが、さてその中身は?ということです。 寝て、食べて、食べ物を求めてうろうろする、、というのは動物たちがやっている。彼らには『働いているという意識はないでしょう』。生きるために食べ物を求めてウロウロしている。 この常に食べ物を求めてウロウロしている状況から人間をとき放ったのは農業が出て来てからでしょう。...
View Articleアルマーニの制服??
世を騒がしているアルマーニの制服。『どんなものなのか見てみたいねぇ』と思っていたら。今日初めてネットのニュースで見た。 どこがそんないすごいのかわかりません。フツーに見える。 別に私は大反対するわけではないけれど。私ならPre-Deathのヴェルサーチの『ド・派手なネクタイをこどもの頃から締めさせる方がのびのびと美的に育つ』のではないか?と思う(笑)。...
View Article気がつかないうちに地面が
四国を自転車で走っている時、我々も朝5時半とか6時出発だったのですが、港の食堂で朝飯などと言う時、漁師の人たちはもっと早いと聞かされた。『近いところではもう魚があまりとれないので、前より早くに出て、遠くまで行かないといけない』と言っていた。 その分、燃料も余分に使うだろうし、時間もたいへんだ。環境の変化や状況が生活に影響を与える。...
View Article毎朝目がさめる不思議
画家のサルヴァドール・ダリが、『毎日、朝目がさめると自分が天才サルヴァドール・ダリである喜びをかみしめる』と日記に書いているのを見て、高校生時代に爆笑した。いかにも奇人鬼才ダリらしいと思った。 しかし、私もある年齢になって、『朝、目がさめない人』というのもまわりに出始めた。うちの近所のおばあさんもそうだったし、そういうときはパトカーなどが来てけっこう大変らしい。友人の医師の父親もそういう具合だった。...
View Article人生の損得勘定
私の世代、つまり団塊世代真っ只中から前半にかけてですが、気の早い人はもういなくなってしまっており、残された人たちは、そこそこ健康な人、少しは不調を抱えてだましだましうまくやっている人、車椅子や寝たきりなどの人、さまざまです。ある意味、『一生マラソンで集団がばらけてきた』ように見える。...
View Articleコンポジション
私の一番のバックグラウンドはじつは『美術』でして、絵が描けたおかげで、描いたもので説明が出来て、精密機械の分解図、Exploded view(爆発図とでもいうべきもので、すべての機械部品が飛び散ったような部品・構造図)が描けたので、機械屋が長年務まった。...
View Article成長路線という言葉
このところよく耳にする言葉で『成長路線』とか『さらなる成長』とかいうのがありますが、私はいつもこれに違和感を覚える。1981年からたゆまなく成長を続けてきたわけですが、今思い出して、現在があの頃より豊かになったとか、よくなったとは思えない。 良寛さんの漢詩にこういうのがあります。 又見求多人 不異蚕自纏 渾為愛銭財 心身不暫間 日々損性質 宵々益魯頑 是等諸癡子 太殺可哀憐...
View Article煙草屋小町からセルフレジへ
私の『はじめてのおつかい』は父の煙草と自分のキャラメルを買いに行くことでした。いまだにはっきりそのことを覚えている。うちを出て、真直ぐ直線距離で500m。『ここで見ているから買ってきてくれ』と言われた。 『年齢を確認するものを何かお持ちですか?』昔だからそんなことを訊きはしない(笑)。...
View Articleいよいよになったら?
YoutubeでBBCのドキュメンタリーを観ていました。30分番組を2本観た。2本ともまだケン・ラッセルがBBCで働いていた時のもので、ドキュメンタリーなのにフェリーニの映画のようになっている。 ひとつはロンドンのベイズウォーターにある家の話。住んでいる人たちは昔ニューヨークに住んでいた人だとか、画家であるとか、もとダンサーとか、さまざまな過去を持った人たちが一つ屋根の下に共同生活をしている。...
View ArticleIt is not mutual
ニュースによると、或るこども向けのマンガがモンゴルの人たちをひどく怒らせたようだ。どんなものか、私も電子版の試し読みで見てみました。ちいさいころから、こういうソフトウェアを脳にインプットされていたら、親も教師もただ持て余すこどもになり、最後はそのこども本人の将来に帰って来るだろうなと思った。...
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