ライフスタイルの保持
私の両親は人込み嫌いで、ほとんど私がこどもの頃遊園地へ行った記憶がありません。 私もたまにそう言うところへ行っても楽しいと思わなかった。では何をしていたのか?というと、父の友人のクルマを見に行ったり、渓流へ遊びに行ったりしていた。 今とたいして変わらない(笑)。...
View ArticleOld and faithful
どうも私は乗り物や機械は「さあ使おう!」と思った時に不調の物はダメなんです。 これは、「料理作るぞ!」と言う時、ナベを磨くことから始めないといけないのがいけないのと同じ。 仲間内にはこれを『即戦成仏』と言っています(笑)。...
View Article切り捨ててますます豊か
このところ、1年前の痛風事件から自粛していますが、まあ、お酒はいまだ嫌いではない。 うるさいことを言えばきりがない。コニャックは『レロー』が好きだとか、陶器のラーセンの白のシップボトルが良いとか、スコッチはノッカンドウの古い古酒が好きだとか、樽を入れ替える前のグレンフィディックの灰色と緑のツートンの陶磁器時代のボトルのものが好きだとか、、。 いや、実態はなんでもいい(爆)。...
View Articleその毎日が好きかどうか
1時間ほど前に目が覚めまして、まだ暗い明け方の空気の中で30分ばかり稽古。ヒュンっと風を斬る音が気持ちよい。すこしでもよれたりしていると音が出ない。自分の出来が自分でわかる。 そしてこうやってブログを書き、神棚のお茶を取り換え、新聞をざっと読んで家の用事を済ませ、朝食の後は完全に仕事モード。 庭に出たとき、『夜の間沈黙していた樹々の中で、1~2羽一番鳥が一言二言鳴いていた』。...
View Article地味な幸せ
このあいだの出張では、『いやな珈琲』というのには出くわさなかった。すべてするする飲めて、美味いと思いました。実際の話、前を通れば香りで察しはつく。 東京ではしめぎさんが生きていた頃はもかへよく行った。お客が飲み残すとどこがいけなかったか尋ねるために店の外まで出て行くほど熱心な方でした。青蛾で修行していたHさんは美味い珈琲を出し、一切そのそぶりも見せない。Hさんも昨年引退されたのが残念だ。...
View Articleまがまがしい人
高校時代に漢文の授業で『人の本性は善か?』というのと『本性は悪』という荀子だったかの文を読まされた記憶がある。 同じころ、ルソーを別の授業で読まされて、『こころ優しい未開人』のような彼の性善説にふれた。 今の歳になってみると、それは一般化できない議論に思える。それはその人の『思考回路』と深く関係していて、個人差が大きい。...
View Article春のみどり
この時期のみどりはほんとうに美しい。こういう美しさは海外ではあまり見たことがありません。 オーストラリアなどでもみどりはたくさんありますが、ほとんどがユーカリの木の仲間で、あまり多様性がない。日本の場合、さまざまな種類の木があって、葉の大きさや茂り方の差が風景に深みを与えている気がする。 今はちょうど新茶の季節で、たぶん、静岡や宇治のあたりはお茶の葉も良い具合なのだろうと思う。...
View Articleビスポーク
ビスポーク「言われる通りにつくる」という言葉は、私は30年以上英国とかかわって一度も耳にしませんでした。31年目ぐらいにはじめて日本で聞いた(笑)。 私が英国でそういう世界とほとんど接点がなかったということがひとつあると思う。 『身の程を知る』というのか。私はそれをするほどの社会的地位の人でも、大金持ちでもない。...
View Article念力点火
ふと思い出したのですが、父のクルマの仲間の人で塗装の名人がいたのですが、その人のところにある日各地の観音様をお参りしている年老いたおばあさんが来て、そのおばあさんが手を触れずにロウソクに火をつけることが出来るので、泊めたその塗装屋の一家の人たちがみんなビックリしている、と父が言っていた。...
View Article人生ジャングル
長年人間をやっていると、人生で生きている『行動範囲はジャングル』のような奇妙な感じがある。 これは自分の中の『野生』と生きている間に出くわす『まわりのもの』とが、ジャングルの中の事象のように対応するからではないかと思う。...
View Article顔に出たらおしまい
なんでも政治家の選挙前に、100人ぐらいのこどもたちに候補者の顔写真をならべて置いて、『好きな人のところへ行っていってくださ~~~い』と、わ~~~~っと行かせると、だいたいこどもたちが集まったところの候補者が7割ぐらいの確率で勝つと言う話を聞いた。...
View Article手を動かす技術の必要性
チンパンジーにコンピューターゲームを教えると、ものすごく強いらしい。ボタンを押す速さや動体視力が抜群によいと言う。 人間のほうは、他の動物に絶対真似できない手の器用さがある。 勾玉を削り、磨き、穴をあけ、現代人に知らないままやらせたら、勾玉は作れないのではないか? ツタンカーメンの墳墓の出土品が来た時、見て、私はずいぶんビックリした。あの昔によくぞここまでと感心した。...
View Articleとしよりとの生活
私のまわりでも、親の具合がかなり悪くなってめんどうを見ないといけなくなっている仲間がかなりいます。 みんなたいへんです。病院へ連れて行くぐらいから、さらには寝たきりまで。 ある友人が遅刻してきた。出がけに母親のトイレの世話をしていて電車を乗り逃がした。よくある話。 中には両親2人とも重病で、兄弟も具合が悪い人もいる。 みなさん、程度の差こそあれ、人生のどこかでそういう具合になると思ったほうがよい。...
View Article趣味世界の終焉
自転車の仲間でクロスカントリーのスキーをやっているのがいて、道具を買うのがたいへんだと言っていた。 たしかにそう云う専門店を見たことがない。スキー用具店自体、あれほどあったのが極端に少なくなった。 世界的にこれほどスキー趣味人口が減った先進国は日本以外にない。...
View ArticleOutlaw
ネットのニュースを見ていたら、多摩川からも近いドンキで売られていた23000円の中国製自転車のハンドルが買って2週間で走行中にハンドルがもげたそうな。 商品名は『アウトロー』だそうです。なんたる名前かな。「ならずもの自転車」?しゃれにならん。 アルミの物はゴソッとしていていきなり折れたりします。スチールはかならず粘って変形が入る。...
View Article昔話のはるかかなたに
ある地域の文明とか都市とかが滅びることがあるというのを最初に知ったのは、小学校にあがる前、『世界の昔話』とかいう読んだのが最初だったのではなかったか?...
View Articleコブラ?
自転車で歩いていると実に不思議なものをよく見つけます。 鴨の間にコブラが鎌首をもちあげていると思ったり、 ロシア文学的に『蒼ざめた馬を見よ』という感じであったり。...
View Articleじっと腕組み
頼まれ仕事で、土曜日は都心に出る用がありました。 夏のような陽気だったので、ギネスが飲みたくなり、ついでにフィッシュ&チップスも頼んだのですが、ここは昔、英国人が調理していた。 出てきた魚を見てガッカリ。こんなコロモのフィッシュ&チップスはない。英国ではビールで溶いて、ちょっと味付けをして、塩とモルト・ヴイネガーで食べる。コロモ自体が美味くないと話にならない。サイズは英国の5分の1ほど。...
View Article和風礼賛
先週小さい文庫か文箱の柳行李を買った。 狙いとしては、「車輪の伊達」(よい誤変換だ、笑)、野点には和風の籠はどうかなと買ってみたのでした。 今日は材料ギレで午後2時半より仕事にならず。仙人クラウドに柳行李をつけて散歩に出た。 荷風に買い物籠と日和下駄あり、自転車徘徊者に柳行李あり(笑)。 私はこんなに柳行李がよいものだとは知らなかった。 バスケットにまさる点、2つ。...
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