「空」の掛け軸
千変万化。額縁のうちに定まりたるものなし。自己は器にして、考えることは水の影。意識、思考は水。汚れたる水を入れれば、汚れたものが映る。 水をぶちまければ闇の向こうに美しい自然が見える。 何もないところにもっとも深いものが見える。
View Articleトゥルーテンパー撤退
アメリカのハンドビルトのフレームビルダーは、ここ30年ばかり、多くがトゥルーテンパーのクロモリ材料を使っていたわけですが、どうも収益性が悪くてあと1年で撤退するらしい。 北米にはこのところ100を超えるハンドビルドの工房があらわれていたわけです。...
View Article植物のパワー
万年青が2年目。2歳と言ったりしますが、買った時は根が4mmぐらいしかなくて、これは育つかな???と不安でしたが、知らず知らずのうちにかなり根が伸びて、小さい鉢ではもう、根がいっぱいになっていたので植え替え。 上へ伸びれない時は、じわじわと根を強める。これが植物流。 2枚しかなかった葉が8枚準備されてきているので、これは鉢を大きくしてやる時だろうと植え替えをしました。...
View Article究極の手立ては、、
ぽやぽややっていたら、またしても三脚蛙を発見。『三匹目の蛙』というのは、『二匹目のどじょう』より縁起が良いのかもしれないと、これもおさえる(笑)。 「おまえは、ベランダに陣取って、5段フリーの良いやつとハブの良いやつを世の中から吸いこんで集めろ、と言い聞かす。...
View Article陰陽師の時代
このあいだ京都にいたとき、晴明神社のわきを自転車で通りかかりました。ずいぶんこのあたりも変わったな、と思いつつ入ってみたのですが、偶然境内の中で携帯が鳴った。 かけてきた人は美術系の友人だったのですが、彼女一時期メールの送り主の名前に「ミツムシ」と署名するほどの陰陽師のファン。虫か式神が知らせたのか(笑)。...
View Articleそれから先へ
さまざまなものを買い集め、あるいは所有して、、それ自体がゴールになっている人は少なくない。 最近は「それで何をするのか?」が一大関心事です。 ただ使っているだけでは飽きる。 逆に言うと「~~をするために◎◎が欲しい」と言うことがある。 もう単行本を出してから10年ばかりが経ち、完売御礼。...
View Articleあえて言おう
日本で認められるということは、どうも独特のシステムの中で上がってこないといけない気がする。 さまざまな派閥や学閥の背景、誰の一派であるかとか、さまざまなものがからんでいる。 もうこれは江戸時代の昔からそうなのではなかったか?今でこそ北斎は日本の誇りだが、長年「浮世絵ごとき」と蔑まれ、幕末には陶磁器の輸出のパッキングの詰め物にされ、生きている間から狩野派から他の浮世絵グループまでから攻撃され続けた。...
View Articleものに教わるということ
これは道具を使うものはすべてそうですが、ものを手にして、使ってみて、やってみて、ハッと思うところがある。 それは「正しい使い方がハッと電光が閃くようにわかる」こともあれば、「自分の間違っているところがピンとくる」ことがある。 スキーでもそういうことがあった。スキー自身が曲がろうと言う力をもっていることを知らず、最初の頃は力まかせにギリギリ曲がっていた。それは美しくないし、体力も消耗する。...
View Articleどうせ私は変わり者
追突防止によいものを見つけました。 『危ないオヤジ』だと思われて後続車が近くに寄りすぎないので有効ではないかな??(笑) 「5m離れて変人の影を踏まず」(爆)
View Article歪んで乗っている人
歪んだ姿勢で自転車に乗っている人は意外に多いものです。 今週末もかなりの数を見かけました。 私は気になって仕方がないのですが、さて声をかけて良いものか。 そういうことを指摘されるのは嫌だろうし、そうかといって、そのままでは長い間には身体をいためる。 この方の場合、骨盤からの歪みが首に来て、そこと帳尻を合わせるのに、ペダルの踏み位置がかなりずれている。...
View Article三脚蛙その後
そろそろ空気が湿ってきて、ヒマラヤとインド洋の温度差からモンスーンがはじまり、日本も梅雨が近づいてきました。 昨晩は帰っていくるとき、からら、ころろと1~2匹蛙が鳴いていた。 さて、『3匹目の蛙』が縁起が良いのではないか?とこの前書きましたが、その時買う決断をしたのは、老荘思想の中の次の一言を思い出したからでした。 道生一 一生二 二生三 三生萬物...
View Article漢文のススメ
週末、昔よく行った黄色看板の茶店の前を通ったら、改修工事が終わって近所の人たちとお茶にしていた。 表敬訪問。 「あ~~~、R&Fさん久しぶり。ちょうどいいとこへ来た。今日はね改修が終わっておひろめでお茶飲んでたの。」 さっぱりとしていた。壁を見ると漢詩がかかっている。それもオリジナルのもの。 「へぇ。誰が書いたの?」...
View Article無事であること
じつは5月の連休中に叔母が車にはねられてなくなりました。まあ、その状況を知るほどに、だんだん日本社会もうまく機能しなくって来ているという思いを深くした。 ここ20年ぐらい、私はことあるごとに『学級崩壊のつぎは社会にことがおよぶ』と言い続けてきた。 叔母は注意深い人で、夜の外出時には黄色い安全タスキをかけ、懐中電灯を腰に下げて行くほどの人でしたが、横断歩道上ではねられました。...
View Article安心を与えるということ
これは2つのタイトルの間で迷ったのですが、安心という一言をもってきた。 ひとつ前の話で『しに目に会えるかどうか』に関する話があったので、これも書いて置こうと思う。 正直な話、私が若いころ、30歳ぐらいまではそういうことはあまり考えず、むしろ、そういう場面に立ち会うのは嫌だな、ぐらいに考えていた。...
View Articleますます困難な道になる
週末に部品が問屋さんから箱で届いたのですが、自転車の部品がどんどん難しくなっている。 一般の自転車に乗っている人、あまり自転車店へのなじみが薄い『半プロ』のような人は実感が薄いと思いますが、ショップの人たちはご存じ。...
View Article遠すぎるトップチューブ
私の世代は、ヨーロッパの自転車雑誌をみて、『長いステムのレーサーにあこがれて、100mm~110mmぐらいを入れて、どうも具合が悪くてやめた』世代だろうと思う。 『新しいレーサーを作りました』と写真を送ってきて、100mmぐらいのいさましいのが入っていてヨーロッパ的に見えたのが、半年もすると60mmとか70mm、場合によっては一気に50mmとかに入れ替わっていた(笑)。 理想と現実(爆)...
View Article水を見ると生きものを探し
ザリガニの姿はまだ見えない。小さいのだろうと推察する。 いても『ジャリガニ』でしょう(爆)。 生き物がいない水辺は面白みに欠けます。 陸には「榊」の花が咲いている。 神棚と言えば榊ですが、この緑を数ある植物の中から選んだ先人の審美眼は深い。
View Article甲州道の名物
八王子の手前までなら、やっぱり盛り上げ蕎麦かな。 この大根のシャキシャキ感と爽やかさの組み合わせがけっこう癖になります。 自転車でほてった身体に気持ちが良い。 昔の旅人の満足感に自分を重ね合わせられます。
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