台風の後
毎年思うのですが、台風の去った後は蝶がたくさんいる。今日もたくさんいました。風が彼らを運ぶのか?あるいは破れた羽で最後の力をふるっているのか? 蝶は見れば見るほど不思議です。
View Articleケミカル・マッチング
若いころ20代から40歳ぐらいまで、狂ったようにアンテイックを買っていました。だいたい売ったり買ったりしていたので、手元にはあまり残っていませんが、なぜ「古物」だったのか?自分を振り返ってみると興味深い。 その前、10代はじつは自転車と並んで私の出費の上位を占めていたのは画集でした。...
View Article手作りVS生産
先日、「手で作っているんですか?」とあきれ顔で言われました。そうです。手で作っています。 「手で作る」とか「手作り」というのは、私は何段階もの意味があると思う。 手でやっていても「半量産」ということがありうる。...
View Article100年の変化 2
日本へ飛行機で帰って来ると、よく富士山が見えた。飛行機はあれを目印に飛んでいるらしい。 学生時代は少しでも安くと、隣国航空を使ったが、シベリアから日本をめざし、何を考えてか、富士山のところで大きく旋回し、南隣国へ針路変換し、あちらでワンダウン、それから成田へやっと帰ってこれた。...
View Article抵抗する物
あるオーディオ関係者の息子の人が、不思議なことに上手く行かない基盤はどう手直しをしても上手く行かないものだと言っていました。「のっかっている部品をすべて新品交換しても上手く行かない」と言います。 それはよくわかる。自転車でもそういうことがある。 先に売れ残りの部品の話をしましたが、それもそういうものが多い。果てしなく労力と気力をとられる。...
View Articleジャーナリズムの役目
このところ10年ぐらいでしょうか、この国のマスメディアの様子がおかしい気がする。 妙なところで、気を使い、もわもわした、誰からもねじこまれないような、基礎事実を見えなくするような報道をする一方、何かのはずみに叩きまくる。...
View Article深ーーい心理的な部分
ずいぶん前のことですが、神保町に鉄の扉の美術書専門の古書店があって、そこでポンペイの封鎖された遺跡の写真集をパラパラと見たことがありました。『ポンペイの絵呂チック・アート』というものではなかったかと思う。...
View ArticleSetting
連休なので夜に仲間が食事に来たり、昼に食事に来たり。 日本にいると、けっこう人と会うことがないのに驚かされます。 ヨーロッパにいた時は、毎日誰かと会ってずいぶん話をしていた。それもけっこうな時間です。何もしないでぽや~~っとしている時間と、いいサンドイッチになっていた。 「会話こそが最良のリクリエーション」という気風がどこかにあった。日曜日はほとんど会話と散歩、自転車そぞろ走りなど。夜は会話。...
View Articleあるもの整理
天気は悪いし、まあ、冷蔵庫の中にあるもので何か作ろう、と適当に。 タマネギ、行者ニンニク、ジャガイモ、しゃぶしゃぶ用の豚肉。 本格インド風ではなく、カレーライスにしたい。 まずニンニクを炒める。次にタマネギと行者ニンニクを炒めます。最後に豚肉を炒める。そこでカレー粉を足して、ここからは香りが飛ばないようにとろ火で。辛さのカドを落とすのに少し牛乳を入れる。...
View Article作り手がのりうつる
長年、物を作る仕事に携わってきて、思うところは、出来たものはそれを作った人の思考回路や生活、美意識の反映であるということです。 昔、私は家具などのほうもやっていたことがありますが、ある時、隣国へ作らせてみたことがあった。...
View ArticleNationというもの
このところ寝る前にYoutubeで1936~1946年ごろの英国とドイツのニュースを見ています。 このところ独逸の戦車にアニメの女の子が乗っている雑誌が書店にあったり、けっこう若い世代が『あの時代の独逸・日本にあこがれたり、正当化しようという流れ』があるようにみえる。ネット上の右に偏した発言の多さにも驚く。...
View Article台風と福島
「コントロールされている」はずのゲンパツで、台風の影響で汚染水が漏れ出し、最大の汚染数値を更新したというニュースを見ました。ストロンチウム90などの核種においては750万ベクレル。 ところが、そういうニュースはみるみるうちにネット上で埋もれて見えなくなる。 ネット上では国会での『うちわの話』がたくさん出ている。NHKでは「5語マリ」でお笑いの人を呼んで内輪話でけたたましく身内で笑っているだけ。...
View Articleアメリカでまたエボラ熱の患者
アメリカで2人目の発症者がでたもようで、しかもその人は医療従事者で、エボラの患者の治療にあたっており、熱も37度以上あったのに飛行機に乗ったというのですから驚きです。 飛行機での移動で130人を超える人に接触していた。 これは日本ではどうでしょう? 私は必ず、「熱があっても休めない」と満員電車で職場へ出かける人がいると思う。 そうなったら拡散はとまらないでしょう。...
View Article加齢と食事
昔はそんなことは思いもしなかったことですが、歳を取るにつれ、食べ物と体調の関連がはっきり意識できるようになりました。 このところ忙しいので、煙草も買いにゆく時間がなく、近所でJTの煙草を買いましたが、てきめんに身体にきた。 「安いのは農薬使いまくりなんじゃないかな?」と1000円のピースを買ってみた。...
View Articleかなり腐っている
私の小学校の頃、学級委員になる人というのに、ちょっと独特のタイプがいたように思う。 生徒の間で人望がなく、これといって突出した才能もなく、人を束ねるボスというわけでもない。はきはきしているだけが取り柄。親が厳しいのか、ただ、がり勉で成績は並み。世間知だけは妙に深く、こまっしゃくれていた。...
View Article天高くねこ肥ゆる秋
こんなに晴れているのにヴイクトリア朝のメイドのように一日中働いているのが信じられない。 こんなにいい天気なのに、どこへも出かけず寝ているねこが信じられない。 それにしても茶坊主はずいぶん夏太りした。
View Articleドビュッシーの流れる店
いま、多くの店が有線だったりするので、『店主の好みの音楽』鳴っているところは減りました。 ひのたまのあたりでは神谷さんのところではヘレン・メリルがよくかかっていた。 もう一軒のここではドビュッシーかモーツアルトが多い。...
View Article妙案
「天善殿、週末の計画はいかがでござる?」 「骨組みの生地磨きをいたしておったところへ錬鉄入道が訪ねてきて、壱ときほど茶屋へ行き、のちにまた仕事。ヴヰクトリア朝の家政婦のように働いておる。」 「今日は戦場川原で不燃我楽多市が立ったそうでござる。」 「聞いておる。錬鉄入道は歯車を手に入れての帰りであった。」 「彼は金天馬号で行ったのでござるか?」...
View Article手の延長
工具というのは手の延長ですから、古い工具を見るのは楽しい。 その形状から、昔の人の技術レベルが現在よりはるかに高かったことなどもわかる。 現在ではパートでも作れる、、ということを設計段階で考えて噛み砕いてありますから、工具も専門工具でもわりにある意味「普通」のものが多い。 なんでも、この週末に引いたくじが「凶」だったので、すべてをキャンセルして寺社仏閣めぐりという御仁が現れた。...
View Article衰え防止の運動
ある喫茶店の店主の奥さんが、自分の店へ入る階段を上がる階段を上がるのがつらくなったので、筋肉を付けるのに運動を始めたと言っていました。半年ぐらいでかなり向上したという。 昨晩、寝る前に、医学リポートを引っ張り出してみていたのですが、平地を歩いているときは最大筋力の18%ぐらいしか使っていないらしい。それに対して、階段の上り下りは最大筋力の70~80%を使う。...
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