店じまい
昨日で古書店「玉椿」店舗終了。再開は12月に香川県にての予定。3年間お疲れ様でした。 私などもそうですが、日本でははたして「店舗を構えていて割があうのかな?」と思いますね。 多摩の団地の中の商店街は軒並みシャッター街です。それでも家賃はさがらない。...
View Article恐るべき時代の入り口
この夏の終わり、あまり国民に騒がれないうちに、「秘密保全法」というのが提出されようとしている。 これは「国の存立にとって重要な情報を漏らしたものを、厳しく処分する」という文面なのですが、私にはこれは『何通りにも読める』。...
View Article黒雲
「天善さま。まあこの暑いのに遠乗りでございますか。」 「休める日はほとんどないゆえ、天気と相談するわけにはゆかぬ。このぐらいは近乗りと申すべきであろう。さきほどまでは可否茶館の老舗、『船底屋』で朋輩に会っておった。」 「ご精が出ますことで。」 「精が出るどころか、やる気がどうも出ぬ。鉄馬でも飛ばさねば鬱屈する一方であろう。そもそも今日は伴天連は何もせぬと決めておる日。休んだとてばちは当るまい。」...
View Article「自転車は建築だッ!」(爆)
暑さきわまって、「サドルに顔があって座られることを拒む自転車」とか「イラナイ部品を集めて自転車の塔」とかやってみたくなる(笑)。 「自転車は心地よくあってはならない。嫌がられるものでないといけない。またがることが挑戦だッ!」とか言ってみたりして。もう暑さで爆発寸前。今日はこの暑い中、役所まで自転車に乗っていってきました。...
View Article原子炉汚染水
月曜日はだいたいすべての週刊雑誌に目を通します。これは昔からの習慣。 そのなかの記事。元首相の小泉氏がフィンランドとドイツを8月中にまわって、フィンランドにある核廃棄物の最終処分場オンカロを見学するためだったそうです。核廃棄物をそこへ10万年封じ込めるための施設だと言う。 小泉氏は「10万年だよ。、、、日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ。」と言ったと週刊現代の記事は伝えています。...
View Article堀辰雄に敬意を表し
堀辰雄はコクトーに心底傾倒していました。そのコクトーを三島由紀夫は「軽合金の天使」と評した(うろおぼえですが)。 堀辰雄の時代は「大正モダニズム」が昭和の戦時下へ曇ってくる真っ只中。日本のもののデザインもデコがけっこうありました。特にヨーロッパ留学組の影響で、あの時代の東京モダンはかなり本格なものであったと思います。 うちにあるもので、あの時代のもので机上を埋めてみるか、とやってみました。...
View Article夏の疲れおとし
ちょっと疲れたかな、と思ったときはこれです。 ニンニク、タマネギ、オクラ、ゴーヤを大量に炒め、唐辛子をいれ、ジェノベーズ・ソースと岩塩を入れる。それへ茹で上がったパスタを加え、タマゴを落として出来上がり。 「ちゃんぷる・スパゲッティ」?「ヘロヘロッチーノ」?名前はまだない。 それにしてもオクラでかすぎ。トーデンから来たF1モノじゃないでしょうね。
View Articleこの嵐でセミたちは?
今、ひのたまはちおうじ地区はずいぶん雷が鳴って豪雨ですが、セミも「この世の終わり的な試練」でしょう。 例年、夏の終わりの嵐のあとはセミの数が一気に減る。 今日は雨の合間にアブラゼミとミンミンゼミがうるさく鳴いていましたが、やはりツクツク法師はほとんどいない。またこの期間にミンミンゼミのほうがアブラゼミよりも多いというのが不思議。...
View Article余裕をみせること
「嗜む」というのは奥行き深いな、とこのごろ感じます。どうも日本ではこれが弱まっている気がする。 世界を広めるのに、あまり自己主張せず本格なものを楽しむ、とか、もういままでさんざん先頭をひいてきたので、このあたりで力を抜いて自分の楽しみだけのために自己完結するとか。 自分の手がけた植物を自分の庭でのんびり眺めている感じ。他人の評価などどうでもいい。...
View Articleチョエラ
ネパールで「マトンチョエラ」と言うと、まず庶民が口に出来るものではありません。ものすごく大量の肉を干して、マトンのジャーキーみたいなものを作るのですが、このプロセスでたいへん縮む。手間もかかります。それを戻してから調理するのもたいへん。 日本では1000円ぐらいですが、本国では一皿数万円の感覚だと言います。...
View Article離合集散
古書店というのは面白いもので、その人のすべてが反映されている。どういう興味関心で、どういう地域にいて、どこの人と知り合いで、など、「すべての縁」の集大成であると言えるわけです。 つまらないエリアにはつまらない古本屋がある。つまらない店主の品揃えはつまらない。 ところが私は、「人間と言うのは古本屋みたいなものだ」という説を持っています(笑)。...
View Article昭和は遠くになりにけり
もうそろそろ「え~~~っ。昭和生まれかァ~」と言われつつある人の団塊が大きいはず(笑)。 自分の「役」というものを考えた時、最近は海外の情報はいくらも入ってくるし、向こうに住んでいる人も少なくない。私が「英国そのもの」を日本へ持って来たり、再現してもたいして意味がないんじゃないかな?と強く思います。...
View Articleこけしとシルエット
このあいだ、ウチへ出入りしている若手が珈琲カップの骨董品を買いまして、私のPCに画像が送られてきたのですが、感想は「漢文」で送りました。「撃沈されました」との答え(笑)。 その昔、ピカソが陶芸をやり始めた時、ヴァロリュスの陶工たちに壺や皿をつくらせ、その上に絵を描いていました。これはもう、完全に『こけし』か『旅先のらくやき』の世界で、陶器としての迫力が無い。...
View Articleこけしとシルエット2
前のページの28号はリアのハブはシュパーブ、フロントはスプリントで、まったく揃っていません。しかし、そのようなことは乗っても見ても、誰も気が付かない。もともとこの車輌は「惜しげなく旅と実用で使い切る」ことを前提に組みましたので。クイックのスキュワーも前後で違う。余ってころがっている部品で作ったので。...
View Articleベルリーナと珈琲
ベルリーナとはドイツの揚げパンのことです。これも種類があって、パフパフのまん丸の中にジャムの入っているものなどもあります。 風立ちぬの映画の中に「シベリア」がやたら出てきて、不思議な感じがしました。私もこどものころよく見かけましたが、買った記憶がほとんどまったくない。「どらやきのほうが美味いや」と思っていたので。なんだか「どらやきの代用品」という印象があります。...
View Articleオリンピックの足音
なんだか2020年のオリンピックがいよいよ東京本決まりらしいですが、私は心中複雑です。 どういうものだか、オリンピックを開催して10年ぐらいで、その国が極端に経済的に悪くなる、というのが決まったパターンの気がします。...
View Article言葉の重さ
宮崎駿氏の「風立ちぬ」がヴェネツィア映画祭で受賞をのがしたようです。映画に関してはさんざん書庫の「古本棚」に批判を書きましたので、新たには書き加えません。 「実在した人物の名前そのままで、デッチあげの伝記のストーリー」に受賞させるほど、ヨーロッパの批評家は甘くはないと言うことでしょう。...
View Article吉田屋さん閉店
府中で大正初期から営業していた吉田屋さんが、7月末で閉店していました。大ショック。 吉田屋さんのタン麺とカツ丼などは、なんともいえない昭和の味でよかったのですが、残念。...
View Article寝てますか
けさは久しぶりに7時間寝られた。ほんとうは8時間寝たいところです。3~4時間だと電車の中でいねむりして駅を乗り過ごしたりする。身体の芯の疲れが抜けない気がする。 夏の暑さの疲れがどっと出てくるのもこれからでしょう。まわりを見るとどうも疲れている人が多い。...
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