無事こそ基本
なんでもある政党の要職にある方が、自転車事故で頸髄を損傷して手術入院中とのことです。 現在の50歳代~70歳ちょうどぐらいまでの団塊世代のそういう事故はこのごろよく聞く。その政治家の方はこれで自転車事故で新聞沙汰になるのは2回目。 『健康管理』にロードレーサーである必要はない。もっと『速度の危険の少ない運動は自転車にもある』。...
View Article時代と個人
コンピューターと人間の脳というのを対照してみると面白いと思う。どちらの先天的なメモリーの量と演算速度がある。 さらにどういうプログラミングがされているか? 人間の場合、情操教育と芸術的なものへの感受性、さらに宗教的なもの、文化・社会的なもの、そういうものが多重多層にプログラミングされている。...
View Article幸運の女神はハゲ
ギリシャの神話だったか、何で読んだのか忘れましたが、『幸運の女神の後頭部には毛がない』ということ。ひとたび脇を通りすぎた瞬間、髪の毛すら後ろにないので、まったく掴めなくなるのだそうです。 後頭部に油を塗っていたりして(爆)。...
View Article徳?得、特、得。酔うな!
昼休みでネットのニュースを見ていたら『SB アローラ 退職金 68億』というタイトルが目に付きました。 一瞬、カレー粉屋の社長の話かな?と思ってしまった(爆)。 携帯電話屋のお話でした。この2年でその人に300億円ぐらい払ったという。 私はこう言う話を聞くと、現代アメリカ型文明の致命的欠陥を見る思いがする。ソンサンはアメリカ留学組ですからこうしたアメリカ型の価値観が染み込んでいるのだろうと思う。...
View Article隠れ『レース好みの人』
今年のツールはあまり盛り上がっていない。新聞記事もほとんど見ないし、沿道のギャラリーも全盛期の半分とか3分の一ぐらいに見える。 アームストロング以降、致命的なダメージをそのイメージに受けた感じがする。 不思議なもので、私は自動車とかバイクとかのレースにもほとんど興味がない。まわりを見回すと、ここで大きくタイプが2通りに分かれる気がする。...
View Article夏の定番
すべてうちでやる、、、これはたいへんなのですが、思い通りのものが出来る楽しみがある。麺も無添加手うちの細いものを探してきた。ツユも自分でつくる。昭和人間のつくる『昭和の懐かしい味』(笑)。 痛風予防、血管のためなどに、胡麻をゴリゴリ擦ってこれでもかと言うぐらいかける。これは外ではできない。ツユは直前まで冷凍庫に入れておいたのでキンキンに冷えている。...
View Article誰が掛け違えたボタンなのか?
フレーム製作者の人たちはみんな苦しんでいるようで、昨日はうちにニッケルシルバーのロウ材がないのと、大きいリーマーがないなどのことで、お仲間のビルダーのところへ行きました。...
View Articleなにを細かいことを、、。
このあいだ親戚の家の日本のウィンザーチェアの座面が割れまして、「直せないか?」と言われた。 日本のものは座面を「はいであったりする」。その接着剤の寿命と共にパシッとはいであるところが割れる。不思議なもので、英国のパブで使って居たような椅子は、継ぎ手がユルユルになっていても、座るとぴしっとゆるみがとまる。日本のものはそういうことはない。おさえどころが違うとしか言いようがない。...
View Articleひょうたん棚の下で
夏の休みのイメージが私のこども時代と今はずいぶん違う。まず、よく飽きもせず、虫を捕ったり、釣りをやったり、四手網で川でいろいろなものを捕まえていた。水遊びはけっこうやった。ドジョウ、ウナギ、ザリガニ、亀までさまざまなものがいて飽きなかった。 「川で砂金採り」は根気が続かないが、たまに亀やウナギがいるとなったら、四手網で一日中飽きずに川底をしゃくっていられる(笑)。...
View Article旅人はいずこへ?
休日に川沿いを走っても旅人を見なくなりました。運動で走っている人がほとんど。GPSの付いたスマホもあるし、そこにはなんら冒険的なもの、一生に一度ひろがってくる眼前の新鮮な道もない。 これは遠くでなくてもよい。はじめての道ならけっこう楽しい。...
View Articleはっきりしていること
自転車で表を歩いていると、気になることがずいぶんある。危ないなと思うのですが、全員に声をかけるわけにはゆきません。 声をかけると怪しまれる時もあるし、無灯火を注意すると、自転車から降りて自転車を投げだし、「オイッ!ちょっと待てこの野郎」とか食って掛かって来るのもいる。...
View Article江戸時代なら首が飛ぶ
こういうポスターは誰もチェックしなかったのかな?と思います。真ん中の日の丸の中の小さい「乾杯」が目に入ってこない。英文のKANPAIだけが眼に飛び込んでくる。 「なにっ?完敗?」と思った。 いやはや日本はどうかなって来ているのではないか?昔の日本であれば、こんな縁起の悪いコピーは不可でしょう。「日本『に』乾杯なのか?」そのあたりも英語として横文字として意味不明です。...
View Article緑も眠る夜
夕暮れ時になると植物がしだいに黒くなって来る。 その黒の中で光合成を休み、植物は自分の呼吸を出し、酸素を吐くのを休む。 植物も自分自身に帰る。 植物は夜育つという。 そういう昼と夜の境目の空は、世界が切り替わる時で何とも雄大だ。 世界のからくりのモードが夜になり、星座が光り始める。 足元を見ると白い脱皮したばかりのセミが歩いていた。 木の枝に戻してやれば、明日はどのセミかわからぬ。
View Article一杯の珈琲を飲みに
仕事の後、どうしても美味い珈琲が飲みたくなって、12kmばかり自転車で走っていった。 世の中の常識からすれば、『この暑い中、どうして往復24kmも自転車に乗って珈琲を飲みに行くのか?』というところだろう。 私はよい珈琲というのはそういう『ちからをもったもの』だと思っている。 「同じような、似たものでは決して満たされない、それでないといけないエキス」。...
View Articleクロエイ・サドルのスープ 2
さて、数日置いて充分水を吸ったところで、今度はサドル・ソープ、あるいは革シャンプーで汚れを落とします。 そののち、『木型』を挟んで整形します。木型の頂点部分は丸く、サドルの内側の曲線に合わせて削っておきます。 だいたい、古いサドルは『乾きが早い』傾向にあるので、革の湿度をよく観察しながら乾かすのが基本です。...
View Articleほのぼの
歳をとるにつけ、『仕上げの鋭い、シャープなものが嫌いになってきた』。 理由は単純で、『自然のものと調和しないから』。 ほんわかした、人間味のある柔らかい線のものがあきない。 英国のおおらかな時代のラグカットが私は好きだ。50年代のゴシックカットなどは見ているうちに、見飽きてくると言うか、イライラしてくる。イタリアンカットも無個性で完全スルーです。...
View Article造ることと時間ツブシ
私は小学校にあがるまえ、ほとんど死にそうになったことがあり、以来、『人生の時間ツブシ』ということが考えられなくなっている。 スマホ・ゲームとかは考えられない。 最近の脳科学では、未来のことを考えられなくなるのが老化の第一歩だそうです。 自分にとっては、ものを製作したり、新しいものを造ったり、そこから生まれる新しいものに関する文章を書くことも、人生をじわじわ進めてゆくことそのものなわけです。...
View Article虚構の中の真理
私はいつも『リアルなものを敬遠する』。 たとえば絵でも『写真のようなものはつまらない』。外観的な類似を超えて、もっと深いところで似ているものが面白いと思う。 自転車の細部の絵などでも、写真を見て写したものはまったく面白いと思わない。 最近はコンピューター上のCGのゲームでも『リアルなもの』が人気らしいが、私はどうしても興味が持てない。人物でもリアルになるほどに気味が悪くなる。...
View Article日曜日もヘッタクレもない
土曜日は激暑の中、塗師のところへ行った。さすがに彼も『この暑さではどうにもならない』と午後は休憩。 夕方、キャリアを納品し、ペダルを付け替え、夜は日曜日の午前中の段取り。 日曜日は午前中は寺にも神社にも教会にも行かず(爆)。 一般的にはレストアをあきらめるであろうハンドルをなんとか歪み取りして、剥落するメッキの処理をして塗装に出していたのを眺め、問題なしと判断し、梱包して発送。これも頼まれものです。...
View Article同じであっては同じでいられない
うちのほうのタクシー会社が先月吸収合併されました。電話をかけると違う社名を言う。やや違っているところもある。ひとつは電話をかけると隣の駅からやってくるようになった。時間が余計にかかる。 経営が苦しいのだろうなと言う感じがする。4社ぐらいが吸収合併された。 なじみの店のコックが辞めてよその店へ行った。「潮目が変わった」感じがする。...
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