グラッパ!
問屋より部品が届いたという知らせを受けて、閉店時間ぎりぎりにビルに入る。部品を引き取り、そのあとはエスプレッソでリフレッシュ。 ここにはグラッパ(大衆的蒸留酒)が置いてある。やや多めの砂糖をいれ、最後のころにグラッパを入れて飲む。これがイタリア流。 カッが入ります。
View Article光の塊
新しくできた店。この照明はなんでしょうね?こういう光に慣れて、みんながこの明るさを求めたら、エネルギーなんかいくらあっても足りない。 私なら絶対入りたくありませんね。目が痛い。
View Articleギアリングなど
「むかしはよかった」というようになると歳(笑)。しかし、このクランクはいかが?表のギア板は現行のスギノ、インナーのギアはサカエ、クランクはTA、5ピンは内側はTA,外側はカンパ、アダプターリングとキャップはR&F製。 25年前のカンパに現行のスギノが合う。また楽しからずや。 昔は驚くほど規格が共通でした。だからさまざまな順列組合せで楽しめた。...
View Articleパンの香り
自転車で通りがかりに「ここはいいかも」と思ってさまざまな隠れた名店を発見することが多い。 だしの香り、つゆの香りで蕎麦屋を、天麩羅の油の香りで天麩羅屋を、生地とクリームの香りでケーキ屋を。スパイスの香りでカレー屋を。 私はここのアンパンが好き。うちから周囲15kmで一番好き。...
View Article屋根の上の哲学
このごろはそんなことはとても危険なので、やる人もいなくなって当然なのですが、私のこどものころは、ねこのように塀の上を歩き、どぶ川の一本橋を渡り、人のうちの屋根を忍者のように歩いたりした。 「あぶないからやめろ」と怒る大人もいたが、「瓦が割れるからやめろ」と怒る人もいた。 まあ、落ちたら骨折、下手をしたら命にかかわる。...
View Article撮れる道具ですか?
カメラは不思議なもので、『写真としていい絵が撮れるカメラ』と『性能が良いカメラ』というのはまったく別のものだと思っています。 先日、あるカメラ・メーカーの設計者の人と話していて、そんなことをぼんやりと話したら、たいそう興味を示していました。...
View ArticleSad old anorack
「Sad old anorack」というのはすごい単語だな、と思う。英国英語以外でこれに相当する単語を思いつきません。彼らは人間を実によく見ていると思う。 この「anorack」というのは、「なにかひとつの趣味や好みにとりつかれて、それひとつを追いかけて、それ以外の道筋でまったくものを見ることが出来なくなった人」を指します。...
View Article非主流派宣言
ここ数日間、ストレスたまりまくり。やっと組み上がり、内部洗浄をして、グリスアップしたホイールにフリーを入れようとしたら最初の2回転ぐらいで違和感。ピッチゲージを当てる、、、。BSCじゃない!!!何ということ。日本のハブなのに。カンパならネジ山表記がありますが、日本のハブは無い。試行錯誤しろというのか??箱が常にあるわけでもないだろうに。 腐りきって、Youtubeでウサを晴らす。...
View Article小休止
右手のひらはマメだらけ。ちょっと休養の必要あり。 忙しすぎてボケている。今日は喫茶店に携帯を置き忘れた。 みなさん夏の疲れが出てきているのかもしれない。 今日の東京は英国みたいな天気でした。 気分転換に、このところ、28号は2号車に乗っている。 どうしても駐輪場で傷をつけられるので、2段駐輪場で上の段に載せる。 面倒だな、と思う。いっそ「すしはね」を傷だらけで乗るかな、と思う(笑)。...
View ArticleAct your age
タイトルは「歳相応に行動しろ」という英国英語ですが、面白いことに日本の学校でも受験英語でもこういう単語や文章は出ませんね。 とくに、アメリカ型の価値観だと、歳をとらないのがいいこと、という感じなので、頭の中の皮を切って引っ張って、顔のたるみをとったりする。こういう表現はめったに聞かない。私も英国でしか耳にしたことがありません。...
View Article1960年代私感
60年代。私はこれに関して、世の中の受け止め方と、自分の感じるところとずいぶん違うのを感じます。 今から25年ほど前、「古い自転車でのミーティングをやろう」という話が仲間と持ち上がった時、私は「1955年で切ろう」と言った。 その時、仲間はみんな反対しまして、それでは参加できる車両がほとんどなくなってしまう、と言われた。...
View Articleねむりねこ
老猫にとって酷暑はどうしようもない。たぶん毛皮を着たねこをやめたいと思っていたはず。 やっといねむりが楽しい気温になったようです。 あるいは夏バテから回復中か。 パワーツールの音にも動じず、ひたすらに眠る。
View Article磁石と個性
今日は『集会所』が使える最後の日でした。 これからどこで土曜日の夜みんなで集まるか?考えないといけない。 英国だとクラブがありローカル・パブがあるわけですが、日本だとそういう場所がない。 行ってみると誰か知っている人、気の合う人がいるという場所。 部屋だとか店だとかは、多くの場合、そこの主人の個性を反映している。その人の『磁力』でものが集まっていて、その人の見えざる内面が見える形になっている。...
View Articleお彼岸らしい話
ある行き付けの店での話。 あるおばあさんが94歳でみまかったというお話。 そのおばあさんが少し前に、 「私がSHIぬ時はね、金のお地蔵さんが迎えに来るっていう夢を見たのよ。」 と言ったそうな。 「だからね。私にはその時がきっとわかるわ。その時が来たらね。」 そのおばあさんが、いよいよ具合が悪くなって寝付いたので、息子や孫が集まってきた。 そのおばあさん、にこにこして、...
View Articleセンチメンタル・ヴァリュー
ハブをどうやって留めるか?クイックで何の問題もないのですが、どうも最近の中台製のスキュワーはヤワで締め心地が気持ちが悪い。造りも実にチャチです。いっそナット留で充分だなと思う。 その一方で、私は最近見かけなくなったウイングナットに妙に郷愁を感じる。 アルミのぼてっとしたシルエットでなく、スチールやブロンズのものが、機械として魅力のある造形をしているように思う。...
View Article切り詰めると痛い
これはサドルなどでもそうですが、『軽く』とか『小さく』とかを押し詰めてゆくと痛くなってくる。 私は1970年代は、ユニパックの赤と白の輪行バッグを使っていました。分厚い帆布で、サドルバッグを占領したものでしたが、2つ良い点がありました。担ぐ際、片手で握るところがしっかりした握りで、手が痛くならなかった。もう一つは生地が厚いので、出っ張りが自分に当たっても他人に当たっても痛くならなかった。...
View Article水辺の柘榴
ザクロはどういうものだか、昔はジメジメしたところでよく見かけた。 こどものころ、ザクロはHAKA場のはしっこに生えていたりして、『ザクロは人の味がするんじゃ』とか近所のじいさんが言っていて、『この辺はどそーだよな』とか悪童どうしで話し合って、食べることはなかった(笑)。 ザクロに罪はない。...
View Article値段のマジック
「なんでも高けりゃいい」というのは私はスタイルのない話だと思う。自分に良し悪しを見る目がないから価格を指針にする。あるいはスペックを頼りにする。 はじめてローマへ行ったとき、焙煎で有名な故しめぎさんの言う通り、かつてゲーテやドラクロア、スタンダール、ワーグナー、ロード・バイロン、アンデルセンも立ち寄った珈琲店へまっしぐらに行った。...
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