これはサドルなどでもそうですが、『軽く』とか『小さく』とかを押し詰めてゆくと痛くなってくる。
私は1970年代は、ユニパックの赤と白の輪行バッグを使っていました。分厚い帆布で、サドルバッグを占領したものでしたが、2つ良い点がありました。担ぐ際、片手で握るところがしっかりした握りで、手が痛くならなかった。もう一つは生地が厚いので、出っ張りが自分に当たっても他人に当たっても痛くならなかった。
いま、私は現代ものの薄いナイロンの輪行バッグを使うと、袋の上からフレームを握っている。
握りがナイロンベルト1枚というのは、どうにも手が痛い。
今日、お昼に自転車関係者と会いまして、食事の前に骨董市を40分ばかりひやかした。
そこで見つけたのがこれ。
紡績機のボビン(糸巻き)です。大量にあった。一個100円。
これを輪行バックに付ければ、手のひらの痛さ解決だな、と3つ買った。『これはいいぞ~』などと言って、100個も買ったら、また私が抱え込んで、一生売れないのは目に見えている。
両脇のサイドバッグの振り分けの上に付ければ、バッグも痛くなくなるな、と自分の分だけ3つ買った。
一緒にいた一人は5つ買っていた。サイドバッグ4つと輪行バッグ用と見た(笑)。
なんとも握り心地が良い。軽さは100円ライター2個分ぐらい。