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Channel: 英国式自転車生活
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鉄味

去年の年末、イタリアのほうで二輪関係の設計とデザインをやっている方と話していて、「今の製品は作ったときが一番綺麗で、使えば使うほど汚くなってゆく、それはおかしんじゃないかと思いまして、、」と言われました。 これは、1960~70年代に、1年に2回も3回も不必要なモデルチェンジをして、自動車の計画的陳腐化をはかって、需要拡大をはかったアメリカの経営の影響だろうと思います。...

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THE CAPITAL OF THE WORLD

もう20年ほど前のこと、都内に住む英国人の仲間がよくうちのほうへ遊びに来ていました。 「東京の個性は掴み難いわ。このあたりはほんとうに田園ね。」 などとよく言われた。ロンドンは都市づくりが私は独特だと思う。ロンドンの主要な公園はもともと貴族の庭や狩場でした。それを英国は分割したり、宅地にしたりせず、一括ののびのびとした空間として保存した。...

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腹の据わった年齢

自分のまわりの多くの人たちがそうでしたが、人間も50を過ぎる頃から、かなり真剣に自分の行く末を考え始める。 その時に吹っ切れているかいないか?がかなりその人の一生を決定付ける気がします。 私の祖父は晩年ずいぶん写真を捨てていた。言うべきことはすべて言ったり、書いておこうという気持ちも出てくる。...

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雲散霧消

土曜日の夜は町内会がありまして、だいたい1時間ほど雑談することが多い。その常連さん二人はデジタル関係の専門家なのですが、今日の話題は『デジタル情報は残らないのではないか?』という話でした。 ビットコインの消失にからんで、「クラウドの情報なども、ある日突然なにもなくなっていたりしないのか?」という話でした。 私はこれに関しては、次の大規模な太陽嵐で消滅するだろうと考えています。...

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掘り出してはいけない

こどもの頃、昔話の本で『人形峠の大蜂』というのを読んだことがあります。あそこに馬ほどもある蜂がいて通りかかる周囲の人を食べていたという。きわめてSF的な話ですが、人形峠のあたりは日本で唯一、ウランがとれるところでもあります。 同様に、北米のホピ族のあいだでも、「空気より降る大地の灰が燎原の草を燃やすがごとく人々を苦しめる」という口伝が残されていて、「そんなものを掘り出してはいけない」と言われていた。...

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頭の中の価格体系は平気?

ヤフオクで、これは!という鉄瓶にものは試しと入れてみて、あとは高値更新が出ても放っておくと、あとで辿ると「このオークションは終了しています」の表示が出て、最終価格がわかります。 そうすると興味深い。もう、なかはドロドロに錆びまみれであっても、ちょっと風情があって、作ゆきがよく見どころがあると6万~十万円をすぐ越える。このあいだは70万円を越えたものがありました。ビックリ。...

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ディスカヴァリー号の孤独

こどものころ「テアトル東京」だったか「テアトル銀座」だったかで「2001年宇宙の旅」という映画を見ました。 どういうものだか、私はそこに描かれた未来像にも宇宙にも魅力を感じませんでした。 宇宙船のなかが、なんだか『病院の特別診療エリア』のような感じがした。あの時代私が好きだったのは「禁断の惑星」とサンダーバードでした。...

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ドライスの叫びを聴け

意外なことだと思いますが、自転車と言うのは意外に新しい発明です。蒸気機関よりも新しい。 「人間が乗るんだから、四輪では重過ぎる。二輪で良いのではないか?と考えたところにハンス・フォン・ドライスのすごさがある。...

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14年ひと昔

金曜日に倉庫で仕事をしていたところ、この間の土曜日から今朝の明け方ぐらいまで咳がとまらなくなりまして、たいそう具合が悪かった。 倉庫は隙間だらけで、外からのホコリが溜まっているので、ゲンパツ事故のものからPM2.5から花粉から、ありとあらゆる悪いものが積もっているのだろうと思う。 倉庫にちょうど14年前の雑誌がありまして、家へ持って帰った。感無量です。...

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フルサイズ・ループ・トップ

ループトップの『なわとび部分』はなかなか微妙でして、ちょっとカーブが違ったり、切断個所が変わるともう『フレームの形に閉じない」。下手をすると接合面がザグれないくらいになる。 一台づつ、現物合わせでやるしかない。ずいぶん苦労しました。...

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兄弟車

なんだか同じ色で似たような注文が固まりまして、6台兄弟車となる(笑)。『六つ子』のおそ松くんという漫画がありました。車体番号をやめにして、おそ松、ちょろ松、から松、とど松、いち松、じゅうし松と呼ぶかな(爆)。 自転車も六つ子みたいに一度に完成できるといいんですが、自転車は一台づつしかつくれません。 名前は、、、アーサー、ガーウエイン、ランスロット、、、そうすると13台までか、悩みますね。...

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ビル・ロビンソン逝去

そういうことを言うとますます歳がバレますが、私はリキドーザンとか「ボク、ヤマトダマシイでカッタヨ」のフジタケシとかをリアルタイムで知っています。 そこまで言っていいものかどうかわかりませんが、アントニオ・ロッカの「アルゼンチン・バックブレイカー」もテレビで見たことがある。 そのあとは、沢村忠、ルンロード・フォーマチャイ、パナナン・ルークパンチャマとかに夢中になり、もちろん、、、...

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シュンラン2

シュンランのつぼみが開きはじめました。雪でずいぶんとまったままでした。大雪の影響で葉の色がずいぶん悪くなり、ちょっと心配しましたが、花はふくらんで咲き始めた。 このあいだの大雪で、近所のみんなでめんどうを見ていたのらねこがついに息絶えた。 面倒見のいい人が毎日、夕方片目を怪我したねこの顔を拭いてやっていた。 去るいのちあれば、春芽吹くいのちもある、というところか。...

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抱朴子

年寄りと生活している人はみなさん気が付くことですが、人間75を越えると、多くの人が自分ももう長くは無いのをはっきりと意識し始める。 うちの老母も四捨五入すると90歳。はとこの母親は四捨五入すると100歳。こういう人たちの「一日、一日への感慨は若い人間の思い及ぶところではない」。 最近まで、高齢者が意外に深夜のラジオを一人で聞いているのが多いのを私は知りませんでした。...

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老荘國対儒教國

天善は点てた茶を朋輩のほうへ差し出した。味わった輪士、 「うむ。けっこうなお服加減で、、。」 「ははは。よせよせ。堅苦しいことは。戦陣茶に『定型のことば』など無用じゃ。『うむ。美味い』で充分。苦かったらお湯で薄めてくれと言ってもよいくらいじゃ。」 「いや。世辞はなしだ。ほんとうに美味い。これはどこのお茶か聞かせてはもらえぬか?」...

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おおまかな段階

私が10代、20代、高級ハンドビルトのフレームと言うのは、趣味の世界で普通に存在したというのはたびたび書いていますが、一方で、ダメな溶接というのも数多く存在しました。 関東では、ヒビが入るフレーム、割れるフレームとか、ロウ付けがポロッと取れるのでよく知られたところもありました。 そういうのを知っているので、溶接は絶対に最高のものでないといやだ、と言う思いが強くあります。...

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山の手文化の消滅

東京で生まれ育って、東京はずいぶん変わったと思います。mostly to the worse.  私がこどものころ、まだ山の手エリアには鬱蒼とした森が残り、『洋館』とか『お屋敷』というようなものもけっこう残っていた。「怪人20面相」とか「少年探偵団」というようなドラマでも『洋館』というのがしきりに出てきた。...

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電池切れ

ちょっとパワー切れしてきているので、昨日は家のことは親類に丸投げ、休養。 人間は機械のようにはゆかない。 オスカー・ワイルドは「ドリアン・グレイの肖像」のなかで、『すべて、内面のものは外見にあらわれている。それが見えないのは眼力が無いだけ』というようなことを書いています。 具合の悪い高齢者を何人も見ていると、たしかにどこかが痛いときは痛い顔をしている。腰が痛い人と脚が痛い人では痛そうな顔が違う。...

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ねこの焙煎屋

うちの近く、自転車で行ける焙煎翁のところ。ここには白い生豆しかありません。その場で焙煎してくれる。表で待っている間に焙煎してくれる。 その15分ほどのあいだに新聞を読んで一杯と一服。 音楽も無い、椅子もあるものを適当に並べてある。デッキも屋根も手作り。 これでいいんだな、と思う。 前の広場からのこどもの声が音楽がわり。 店の前にスズメが群れている。 ねこが椅子の下で寝ていて、鳥には無関心。...

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世界の街から

オリンピックがやってくる。 東京を世界一の都市に。 世界中の人たちがやってくる。 東京を世界一の都市に。 どんどん建てて、 東京を世界一の都市に。 お金が足りないので、国からも援助を受けて、 東京を世界一の都市に。 東北の復興とゲンパツをなんとか始末をつけるのに、お金を使ったほうが良いのではないか? それでも、東京を世界一の都市に。...

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