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Channel: 英国式自転車生活
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ヤフーブログのレイアウト変更

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今、ブログを開いたら、馬鹿でかく「ネット活用でコスト削減、死亡保険」という真っ赤な文字でnextia生命と言う会社の広告が眼に入りました。「一番目立つところで、真っ赤にして、むりやり読ませようという鬱陶しさはただ単に顧客の反感を買うだけ」だと私は思う。私ならけっしてそういうところを自分のとりひき先にはしません。

こうやって目立たせれば顧客が増えるというのが、私には非常にアジア的な貧しい発想に思えてならないのです。長年雑誌・書籍の仕事をしてきて思うのは、「顧客が最後に決定を下すのは、いかに広告が目立つかでも、みんながそれを知っているかでもない」のです。

事実、多くの自転車メーカーが「広告は何やっても最近はきかなくなっている」と言います。私も、プロバイダーのページの広告など過去15年間に一度もクリックしたことがありません。

ほとんどしない、のではなく、まったく一度もしなかった、と言う意味は大きい。

今は個々人がネットで検索したり、自分で現物を見にいったりしますから、これはみなさんそうなのではないか?ネットのユーザーが、チンパンジーの「神経衰弱」みたいに、カードをめくるように、かたっぱしからアイコンをクリックしていると思っているのでしょうか。私などはアイコンをクリックすると、クッキー喰わされたりして、どこかへ連れて行かれるのではないか?という思いが強い。

このあいだ、楽天で車椅子を検索したのですが、そうすると、あちこちのブログなどでやたらに車椅子の広告が出ます。これほど不愉快なことはない。「そういう広告が出たところは『あざといに違いないから、そこのメーカーだけはやめよう』」と私なら思う。

そのうち、このすすみゆく『ネット監視世界』で、
「お客さん、お客さん、すごいパソコンあるよ。最新のシルバー・シャドウ、ハイパー・ラピードだ。これなら、どこへ入っても足跡が残らないし、検索記録も誰にもわからない。人に知られたくないネットサーフィンには最高だよ」
とかサングラスの男が売りに来たりして、買ってみたらものすごい古いただのワープロだったなんてことになりそうです。

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