散歩の時でもそうですが、何か生き物を見つけたときほど気分転換になり、癒された感じがするときはありません。
日付が変わりましたので、昨日になりますが、東京地方はほんとうに嫌な暑さでした。午後2時半ごろにちょっと気力が切れたので、2時間ばかり動物園へ気分転換に。
どうも自分の場合、「人間が作ったものばかり見ていると煮詰まった感じになる」気がして、一日にある程度の時間は自然を眺めないとダメなようです。
しかし、あまりの暑さに、動物たちもダウン。タヌキは穴の中で寝ていて、イノシシは野生にいる時と違って、なんだか「おはぎ」のようになって寝ている。
私は動物園にゆくと、いつも動物たちを呼ぶのですが、別に声を出すわけではありません。「こころでこっちへいらっしゃい」と言うのです。だいたい目が合うとだいたいわかってもらえて、やってきます。
こどもがねこをいたずらしようと思って近寄ると、ねこは必ず察して逃げますが、鳥や野生動物も人のこころが読めると思います。
チョウゲンボウも一番端までやってきました。孔雀もやってくる。サイも来る。サイはストレスたまっているのではないかな。仲間がいないのと狭すぎるのかもしれません。鹿とは目が合いましたが、こどもがいたのでちょっと警戒している感じ。
たぶん、この動物と面と向かっておだやかな気分になって親和力を働かそうとするところが、大きな気分転換になるのだろうと思います。
正味1時間ぐらいでしたが、気持ちがすっきりしました。
孔雀もすごいですが、日本のイヌワシも立派です。このイヌワシは新潟で保護されたらしいですが、人間不信らしく、こちらに背中を向けて、外を黙ってみていました。
ワシの羽づくろいを見ていると、和服を着た武芸者の動きのようで、じつはいにしえの武芸者たちは身のこなしをこうした威厳のある野生動物に学んでいたのではないか?と思えました。