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Channel: 英国式自転車生活
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突然の時には?

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昔からこのブログを読んでいる方はお気づきの通り、私は長らく八王子と今の場所と2本立ての生活を送っていました。311の時、何かの時、2か所に分散しているとうまくないな、と八王子を引き払った。

まあ、仕事をやりながら、年寄の介護をやりながらで、たいへんな混乱でした。一軒分のものを減らすのはたいへんな気力と体力をとられる。

現在、家一軒分のものを4畳半ぐらいまでに整理しましたが、もっと減らしたい。不思議なもので、人間はスペースがあると、どんどん油断して物を増やします。

さて、いよいよ歳をとって、身辺整理、、となったとき、多くの人が気力も体力も残っていない。

ひとつのやりかたは、本当によいもの、気に入ったもの、かけがえのないもの、この3つを別枠にする。

私は若いころから「栄枯盛衰」を繰り返してきたので、ものによっては「また手に入れればいいじゃないか」というものが多い。

気に入っていても「かりそめのもの」もある。自分にとって大切なものはたぶん航空コンテナの小さいロワーデッキ用1本ぐらい。あと自転車が3台。工具、冶具を入れ、自転車3台を入れてもコンテナ2本。あるいは航空コンテナ・ソリッド・タイプなら一本で全部入る。まあ、このあたりは昔の本職ですからわけはない。原木から飛ばせればですがね。ダメならトランス・サイべリアン・ルートを使う。あと、ほかのものは別に忘れられる。

さらに命からがら、、だったらサムソナイト2つ。脱出の方法によってはサムソナイトひとつということもありえる。つまり、リヤカーで自転車で逃げられる(爆)。

ヨーロッパは国々が陸続きですから、年中、国境線が変わっていた。なので土地などは信用していない。

日本とはそこの意識がかなり違う。ヨーロッパで宝石が重要視されたのは、万が一の時、身に付けてすぐ逃げられるから。そして腰を落ち着けたところで、それを売って元手にして仕事を始める。

『すべてのたねは頭の中に入っているという考え』。

日本はながらく「土地が金を産む」という考えでやってきましたが、311を契機に、土地がどうにもならなくなり、転売も出来ない状況が起こり得るということがはっきりした。気が付いている人は気が付いていると思います。

どこかの電力会社の社長は、「東京終了」を覚悟して、病院の中から都心の不動産の売却指示を出していたと雑誌に書いてあった。

日本は大昔に九州の縄文文化が鬼界カルデラの爆発でほぼ壊滅し、大阪の手前ぐらいまで人が住めなくなっていた時期があったことがわかっている。日本中、どこも似たようなものなのです。琵琶湖はだんだん地殻変動で上へ移動してきたことがわかっている。やがては海とつながり巨大な湾になるだろうと予想されている。そのつながるあたりがゲンパツ銀座になっているのだから、私などはどうかと思う。

富士山も死火山ではない。江戸時代の噴火のときには、八王子・多摩地区では直線にして86kmぐらいしかないので、4~6cm火山灰が降ったことがわかっている。自動車は走れない。電気もアウト。火山灰はマグマの粉末みたいなものですから、エンジンの中で融けてバルブなどはみんなやられる。ガソリンのなかにグラニュー糖を入れられたようなものだ(爆)。

クルマは、そう言う時には恰好の『野盗の標的』になるでしょう。グループで襲われたらクルマの動き封じは簡単。抜け道などで立ち往生していたらもっとたやすい。財産資産はコンパクトにして持っているだろうし。高級車ほど獲物でしょう。

火山灰6cmというのは雪の比ではない。

しかもそのふもとにはまたしてもゲンパツがある。

風向きから火山灰も東京へ来るだろうし、ゲンパツに万が一のことがあれば、名古屋も横浜も東京も機能がマヒする。

しかし、そのくらいの規模の災害となったら、一つの都市が大挙して移動せざるおえないわけで、まず避難は無理でしょう。クルマも公共交通機関も役に立たない。可能性としては自転車ですが、これも家族がいたら無理。一人だけでパニアバッグがせいぜい。

私は家に高齢者がいるので、どこへも逃げない予定。

次の首都圏の大地震のときは、日本社会のヒエラルキーが大きく変わるでしょう。

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