先週はデング熱騒動で代々木公園が閉鎖されたようです。もはやせせらぎもありませんが、童謡「春の小川」の舞台がそんなことになるとは、こどものころには考えもしなかった。
昨日テレビをずっと『立ち見』していました。英国などをはじめとする世界の気象庁や研究機関の最新の研究成果をやっていた。
地球の温度が上昇しているのはまぎれもない事実で、海水温が赤道近くで平均0.5度上昇、インドネシアでは海藻の4割がそのために腐り、輸出が出来なくなって、ヴェトナムでは海岸浸食がすすみ、農地も海に飲まれ、廃墟になった教会が海岸で波に洗われている。
雲が出来るときに「凝結熱」が発散されるため、赤道近くはますます熱くなる。それは偏西風の軌道を変え、偏西風の蛇行による寒い部分の空気と赤道付近の熱い空気のの撹拌が崩れ、空気のなかで赤道近くの熱が上の方へまじってゆくのを阻害する。
日本の猛暑も大雪も、英国の洪水も、イタリアの洪水も、ヒマラヤの雪解けも、アメリカ西海岸の山火事と干ばつも、巨大サイクロンのバングラデッシュへの直撃も、すべては偏西風の軌道が変わったため。それは温暖化による気候変動というのがみごとに説明されていた。
西暦2000年ごろからその温度上昇が高止まりして、あまり上がらくなっていたのが科学者の間で謎とされていた。これを『ハイエイタス』と呼んでいたわけですが、その疑問が、世界規模での3000をはるかに超えるアルゴフロートによる調査で、じつは深海の温度があがっていることをつきとめた。
それがあるレベルに達して、深海も暖まり切った時、気候はさらに爆発的に悪化する。
これは、台風や豪雨などの被害も巨大化することを意味する。いまやバングラデッシュは人口の15%ほどが難民化している。『気候難民』と呼ばれている。こういう状況が世界のあちこちで起こり、気候の変動による、それまでなかった病気の蔓延(北米での北ナイルウイルスのひろがりなど)などがひどくなると、社会はそうとう不安定になるでしょう。
そういう時に今までの高速鉄道の3倍電気を喰う列車を走らせますか?エネルギー依存の大きい経済構造をさらに成長させますか?
数年前、ゲンパツ事故の前テレビのCMで『もっと!もっと!』と女性の言うのがあって、見るたびに、きわめて不愉快になった。
あちこちに『光の樹』を建てることをやめ、空調を使わずとも涼しく住める建築を開発し、(イランのバザールなどは空調もないのにけっこう快適だった)デカいエンジンの物に乗るのをやめ、エネルギー大量消費世界を変えないと我々は滅びる。
経済などいくら成長しても、一部の人間が並みはずれて金持ちになるだけで、貧富の差が広がるだけ。福島で避難生活を余儀なくいてる方もいれば、トーデンの『旧頭脳たち』は世界一物価の高い中東で避難しているという。「死ぬまで働かされる人」がいるかと思うと、それで成り上がった人がせー界にはいったりする。
日本も正念場でしょう。
昨日テレビをずっと『立ち見』していました。英国などをはじめとする世界の気象庁や研究機関の最新の研究成果をやっていた。
地球の温度が上昇しているのはまぎれもない事実で、海水温が赤道近くで平均0.5度上昇、インドネシアでは海藻の4割がそのために腐り、輸出が出来なくなって、ヴェトナムでは海岸浸食がすすみ、農地も海に飲まれ、廃墟になった教会が海岸で波に洗われている。
雲が出来るときに「凝結熱」が発散されるため、赤道近くはますます熱くなる。それは偏西風の軌道を変え、偏西風の蛇行による寒い部分の空気と赤道付近の熱い空気のの撹拌が崩れ、空気のなかで赤道近くの熱が上の方へまじってゆくのを阻害する。
日本の猛暑も大雪も、英国の洪水も、イタリアの洪水も、ヒマラヤの雪解けも、アメリカ西海岸の山火事と干ばつも、巨大サイクロンのバングラデッシュへの直撃も、すべては偏西風の軌道が変わったため。それは温暖化による気候変動というのがみごとに説明されていた。
西暦2000年ごろからその温度上昇が高止まりして、あまり上がらくなっていたのが科学者の間で謎とされていた。これを『ハイエイタス』と呼んでいたわけですが、その疑問が、世界規模での3000をはるかに超えるアルゴフロートによる調査で、じつは深海の温度があがっていることをつきとめた。
それがあるレベルに達して、深海も暖まり切った時、気候はさらに爆発的に悪化する。
これは、台風や豪雨などの被害も巨大化することを意味する。いまやバングラデッシュは人口の15%ほどが難民化している。『気候難民』と呼ばれている。こういう状況が世界のあちこちで起こり、気候の変動による、それまでなかった病気の蔓延(北米での北ナイルウイルスのひろがりなど)などがひどくなると、社会はそうとう不安定になるでしょう。
そういう時に今までの高速鉄道の3倍電気を喰う列車を走らせますか?エネルギー依存の大きい経済構造をさらに成長させますか?
数年前、ゲンパツ事故の前テレビのCMで『もっと!もっと!』と女性の言うのがあって、見るたびに、きわめて不愉快になった。
あちこちに『光の樹』を建てることをやめ、空調を使わずとも涼しく住める建築を開発し、(イランのバザールなどは空調もないのにけっこう快適だった)デカいエンジンの物に乗るのをやめ、エネルギー大量消費世界を変えないと我々は滅びる。
経済などいくら成長しても、一部の人間が並みはずれて金持ちになるだけで、貧富の差が広がるだけ。福島で避難生活を余儀なくいてる方もいれば、トーデンの『旧頭脳たち』は世界一物価の高い中東で避難しているという。「死ぬまで働かされる人」がいるかと思うと、それで成り上がった人がせー界にはいったりする。
日本も正念場でしょう。