英国にいた時、年に2回、2つの店から大判のカラーの秋冬物のカタログが届いたのを思い出しました。
それがこれ。当時、私は『これはいったい何歳ぐらいを英国では対象にしているのかな?』と思ったものでした。
どうも、日本におけるマーケテイングよりずいぶん若いのではないか?という印象があった。
ズバリ。30~45歳だと思う。上限で50歳。それ以上はまた別の老舗の範疇になるという印象。
日本で35~55ぐらいがもてはやすブランドで、英国では30以上になってゆく人が少ない店もある。つまり大学を出てしばらくは行くが、しだいに歳相応を目指して足が遠のいてゆく。
ヨーロッパで30~40ぐらいで、このイメージ写真くらいの生活の人はそれほど珍しくありませんが、さて、日本の30代でこのくらいの日常の人がどのくらいいるか?となると私は考えこんでしまう。
そもそも50歳になってはじめて自転車に乗れるようになって、1日150km以上のサイクリングに行けるようになるか?というのと同じで、『歳をとったら着ればいい』ということはありえない。
革のウイングチェアは十数万円だし、このぐらいのサイドテーブルは3~5万。一生もの。英国ではまったく難しくない。家は広いところがいくらでも安く借りられる。安いがらんどうのところに住み、すこしづつ中身をそろえ、犬と住む。それはその気になれば標準的な収入で出来る。
ワンルームばかりじゃ少子化はとまらないでしょう。そういう劣悪な住環境を増やす地主の家賃収入には高額の税金をかけてやめさせたらいい。
若者がはりあいのある世の中にしないと、世の中の牽引力が弱まって仕方がない気がする。