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Channel: 英国式自転車生活
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最後のクリスマス・プレゼント。

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今日、クリスマス・イヴの早朝、8時半に何か荷物が届きました。「こんな早くに荷物が来るのは珍しいな」とドアを開けて荷物を入れました。

その時は気が付かなかった。

「ああ、頼んでいたフレーム関係のものを送ってくれたんだ。」と思っていた。箱から中身を出して片付けようと思っていたら、目が点。昨日SOU儀があった親友というか畏友というか戦友というか、その彼のブランドの箱だった。

ちなみにその送ってくれたほうの友人と亡くなった友人には一切接点がありません。会ったこともない。取引も一切なかった。

うちにはよく自転車関係の物が箱に入って届きますが、過去半世紀近くの間に彼のところの箱でものが送られてきたことは一度もありません。

そもそも「彼本人」のところから送られてくるときも、他の大メーカーの箱で来ていた。

「R&Fさんのもってくるやつ、作らされるやつはみんなホイールベースが長いから入らないんですよ。」
と言われたかもしれない。

箱を送ってくれた友人に電話。
「届きました。ありがとうございます。」
「25日前に届いたほうがいいだろうと、昨日なんとかまとめたんです。」
「ところであの箱、Cさんとこのだよね。不思議な気がしましたよ。」
「ええ、うちもどこから来たかわからないんですが、取引ないんで。ずーっと倉庫のすみにあったのを使わせてもらいました。汚い箱で申し訳ありません。」
「いえ、とんでもありません。ところでCさんNAくなられたの御存知ですか?」
「エッ、知りませんでした。まだ若いんじゃ、、、。、、、そうか、我々の歳考えれば、我々だってわからないですよね。」

しかもその中に入っているある加工をした部品。それはCさんが移転した時に一山もらったもののひとつを私が加工した。それは彼と私しか知らない。それをその友人にもう一段階加工してもらった。それがSOU儀の翌日、彼のブランドの箱に入ってクリスマスイヴに届く確立というのはどのくらいでしょう?

「オレはさ。君も洗礼受ければお母さんも喜ぶから、とうまいこと丸められて、そのうちカミサンまで教会の人をすすめられて一緒になって、まわりからもいろいろ言われて、もー、抜き差しならねぇっーか、抜けられないよ。でもね、R&Fさんも1年にクリスマスぐらいは教会へ行ったほうがいいよ。」

そんなことをこの時期に彼に言われたことを思い出します。

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