日夜忙しく、先日の軽量ラグはフレームにまとまり、フレームを磨いて仕上げ段階。ループトップも2台はあがり、仕上げに入った。そしてキャリアを5つ作り、スタンダードの28号を3台作り、まあ、一ヶ月6本フレームとキャリアをつくるともうつくるほうは身体はガタガタ。
ロウを盛った部分の曲線と言うのは無限にあるわけで、「この曲線が欲しい」というのは人任せにできない。
これは「手のひらはつる」「曲げばっかりやっていると、腰だの筋だのがやられる」。ハンドビルトの生産性と品質は両立できません。粗製濫造と言う言葉のとおり。納車しないと気まずいし、金は入ってこないし、実際、オーダーのビルダーで鬱をわずらっているのが知っているだけで4人いる。
レイノルズの古い500のチェンステーを発見した。長さが580mmもあるので、これさえあれば、1910年代の28インチ車輌の複製を作ることも可能。ただ4台分しかない。
今年は実働28日までしかないので、塗装は年内には無理なものが半分以上。出来ているフレームから、組んで出荷してゆくつもりですが、自転車用の紙箱もけっこうたいへんなのです。普通乗用車に積めませんから。
年末、押し迫ってから、東京から仙台まで自走で乗って帰る方がいる。それもまた風情があるかもしれない。組むのにはそうとう気を使います。