だいたい日曜日の午前中は時間的余裕があるので、「朝のお茶でも」と言う気になります。
日曜日の早朝から音を出すのは気まずい。
そういう余裕があるときには和菓子。土曜日に通り道で買った。
ここのきみしぐれは美味い。きみしぐれのなかには、タマゴが生臭く感じてダメなのもありますが、この店のはいつも美味い。
季節のお菓子の「宮の雲」というのも美味かったらしい、、、私は食べなかったのでわからず。
昔はこういうのが「ぜいたく」だったのだとしみじみ思う。江戸時代、庶民はもうちょっと手間のかからない、おなかにたまるお菓子だったのではないか。京都などでは「おもちやさん」という別枠の名称が残っていますし。
この和菓子屋、かつては文豪がわざわざ買いに来ていた店なのですが、いまはすっかり小さくなり、5坪ぐらいになってしまった。味はそのまま。若い20代、30代が買っているのは一度も見たことがない。
「チョコラティエばかりでなく、こういうのもさわげよ。」と思う。