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Channel: 英国式自転車生活
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機械相手にあっち向いてホイ

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私の使っていた携帯はパナソニックのもでして、これはたいへん具合がよかった。もうたいへんな年数使っていましたが、それでも電池はぜんぜん平気。一回の充電で1週間ほど持つ(通話時間は仕事がらものすごいです。毎月3万円前後)。故障はゼロ。これでまったく申し分なかったのですが、「ちょっとスマホに慣れておこう」と考えました。いまやたぶん携帯利用者の半分を超えたのではないか?

いろいろ利用時間などを計算すると、乗り換えると月々1万円ほど安くなる。自転車族としてはサイズ的に軽い従来型の携帯電話のほうが圧倒的にメリットがあるのですが、仕事柄、図面や写真、動画を持ち歩くのに圧倒的に便利。打ち合わせのときインターネットで検索できるのも便利。普通の携帯の画面からインターネットに入るときのあの画面の醜悪なことに耐えられなかった、ということもひとつの大きな原因です。なんだか怪しい東南アジアの場末の裏通りの電飾のような携帯画面はやめてほしい。どこかの高級レストランで、リゾートで、どうしても検索する必要があったとき、あのむごたらしい画面は「すべての情熱と高揚感を萎えさせるに充分」でしょう。

乗り換えてもポイントがけっこうたまっていたのと、「かけづらいから、自動的に通話料金がゆかないのではないか?1月~2月は毎年出るばっかりで収入低いし、ちょうどよいかもしれない」とのねらい。

今度の機種にはGPSがついています。因縁のシステム。かつて会社員時代、北米で行われていた精密機械、計測機械の展示会ACSMに社の新製品を並べてブースにおりました。「ブースをもっている他社の製品で輸入して儲かるものはないか?」と見て歩いているうちに見つけたのが、自動車用のナビとGPSシステム。それは北米のトラック輸送の車輌のために開発されたものでした。見つけたのは1985年ぐらいのこと。

「これはイケル!」とその場で契約交渉をして、日本での独占販売権とGPSの日本での独占的使用権をゲットし、日本へ意気揚々と帰ってきました。

そうしたところ、会社の会議で、
上司A「なんで、そんな勝手なことをしてきた。そんなもの売れるわけないだろう!」
上司B「アメリカは国がデカイからそういうナビが売れるんだ。こんな路地だらけの狭い日本で自動車用ナビが売れるわけがない」
私「いや路地が多くて道がわからないからこそナビが売れると思います。」
上司C「精度はどうなんだ?精度は?日本の道はせまいぞ。50cm、1mの精度だとでも言うのか?」
私「通常の自動車の位置確認なら、100m~200mぐらいでも充分有効活用できると思います。」
上司D「メンテも困るだろう。どうかね、開発部長?」
開発部長「見てみないとなんとも言えませんが、まったくいままでに見たことないものだし難しそうですね。」
かくして満場一致で否決。「申し訳ありませんが、日本では売れそうもないので契約はなかったことにしてください、と手紙を書いて謝って、断れ。」と上司たちからの絶対命令。チャレンジ精神ゼロ。

このときの上司たちと現在の日本の政治家のエライ人たちは世代的にピッタリ一致する。じつは今の30代後半から私の世代ぐらいまでは、「この世代の下でもっともわりを喰わされた世代」なのではないか?

惜しいことをしました。資本力があって、私が20代の若造でなかったら、独立してやっていたと思います。しかし、そこで一山当てていたら、今頃はDBSでも乗って、「いやー、やっぱり自動車は英国だよね。君はまだ自転車?」とか言っていたかもしれませんが(笑)。

前の携帯のGPSは使用料金けっこうかかった記憶があります。一回500円ぐらいだったのではなかったか?今回のはいくらするのか、チェックしてからでないと使うのが怖い。

この携帯、方位磁石も付いている、これは自転車でも役に立つでしょう。「これがレンサティック・コンパスやブラントン・コンパスを滅ぼしたのか」と心中複雑。ほかに月齢や汐の満ちひきもわかります。これは地震のことを考えるのに便利。ただ電池の持ちが悪いので、地震などの緊急時には困るかもしれません。前回の地震のときPHSは何の問題もなくつながったので、サブでPHSを持とうかと考えています。

今度のものは、選択にあたって、「ゲンパツのさまざまなもの作っているようなメーカーのものは買ってやらない」ということが最重要なポイントでした。

自転車関係者としては「耐衝撃、防水」はありがたい。ということで浮上したのはあのブランド。

あのブランドの初代を立ち上げたデザイナーさんには、あるパーティーで会ったことがあります。その時、私はパーティーにホリイさんと二人で行っていたのですが、彼女もそのブランドの時計をしていたのです。その方、時計を見るかのように手をにぎって、いつまでも離さない(1分以上)。

「ぁ、ぁ、ぁ!、その人、女神なんでむやみに触らないように。」
言ってやろうかと思いましたが、おとなしくしておりました(笑)。

まあ、一人ですべてのラインアップやってるはずはないし、まあいいか。とトラウマ山盛りのスマホを手にしたのでした。

そういうツールに高幡不動尊のお守りをつけるというのが、ハイブリッドでなんとも良いのです♪

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