週末はうちの車輌が手許に渡った人二人とあって、その翌日はもうひと方と電話で話し、その後の様子を確認。みなさん具合がいいようで、前に乗っていたものよりずいぶん楽でそれしか乗らなくなるのがほとんど。腰痛のあるかたも、うちの車輌ではまったくでないとのこと。めでたしです。
そうしたら、最新の某誌に私の車輌に乗っておられる方が登場していました。じつは「スーパー蘭土ナー」の称号を持っている方。ドロップハンドルでの400kmを越える連続走行では指と首に走行後、長期に渡って痺れや痛みが残るというので、うちへ来られたのでした。ドロップでの400~600kmの連続走行の後、首が上がらなくなる、指の付け根がやられる、のは全世界的に知られている「ふつうのこと」のようです。本に出てはいるのですが、製作者、メーカー名なし(笑)。
これでいいのだ♪。ただでさえ一人でやっていて生産間に合わないんですから。
当初、まさかブルベにうちの車輌を使う方が出るとは思いませんでしたが、みなさん250kmほど走っても翌日には何の身体的トラブルも深刻な残留痛みも出ない、との話。うちの車輌は旅行用、日常生活用ですから、当初の目的はクリアーしていることになります。28号も四国お遍路で68歳の自転車素人の友人が毎日60~80km山道を走っていたわけですし。「アップハンドルですが何か?」というところ。
数日間のツーリングなら、1日の走行距離は60~80km。走っても200kmでしょう。300kmのツーリングでは観光も駆け足になる。ものすごく景色の良いところを全力疾走して、抜けてゆく感じ。それはうちの車輌の意図するところではありません。
通勤とか自転車旅行にレース車輌規定はないわけで、それなら2kgぐらいの、小さい空気抵抗減少のための仕掛けを取り付けてしまえば、高速走行や向かい風でもドロップに負けない車輌になると思う。
自転車の実用の裾野をひろげるなら、変速段数の増加などよりも、むしろそうした方面の開発であろうと思うのです。