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Channel: 英国式自転車生活
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塵の中の納車

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柿色のバルケッタを引取りに来られる方が運悪く、煙霧の日とぶつかりました。

最悪の時間帯はさけ、青空が出てからとなりましたが、白タイヤが今までにないほど茶色に汚れました。白タイヤは普通に考えられるほどは汚れないものなのですが。

しかし、フロント1枚でいさぎよく、リアだけ多段というのは、私は嫌いではない。自転車はレースに出ない限り、それほどの変速段数は必要ないという思いがますます深まります。これは長年「どこへ行くにもスターメーの3段変速」になれていたので、5段、6段あるとずいぶん楽だなと思うせいかもしれません。しかし、それがリア7段、8段と増えてくるとわずらわしいと感じてくる。

5~6段というのは、人間の感覚的に「いいところ」なのではないか?

実際のところ、ハブのクイック・レリーズもほとんど使いません。自分の28号のクイック・レリーズも4ヶ月以上開けていない。

携帯電話やビデオの機能と同じで、ありすぎるとわずらわしい感じがする。ものはミニマムの機能の上質のもののほうが日常に溶け込むのではないか?

自分の次の車輌はじつは650です。それのほうが高齢になったとき楽かもしれない、と思うところがあるので。実験的に作ってみています。

四国に行ったのは650と700の2台でしたが、650には650のよさがあった。速度を度外視すると、650には「ころがしている楽しさ」があるように思える。

700で650の乗り味を出そうとすると32~35を入れないといけない。しかし、そうすると車輪系の一番外側に大きいマッスがくるので、「同じふんわか具合」を目指すと650に軍配があがります。同じふんわか具合では、650のほうが挙動がここちよい。

これはオリジナル28号に32を入れていて痛感しました。

写真のブルーのものは、先週完成した27号の改良スケルトンの650です。

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