夕暮れ時、老母の食事を作ったあと、夜の街へ部品を探しに(笑)。
「問屋のカタログに載っているからって、注文したらくるってもんでもないんですよ。」
これは最近良く聞く話。それほど、部品が揃わない場合が多い。
「◎×□の▼△ないかな?」
「1個だけあるけど、あれは自分用だからなァ。」
そういうものです。このくらい部品を持っていてもやはり供出できないくらい流通量の少ないものがある。本当に自転車が好きな人はそういう「可能性のある部品を持って夢をもっている」。そういう業界人はどんどん減っている気がします。それでもそれ以外の5つばかり部品をわけてもらってきました。ありがたいことです。
いろいろと世間話。これもまた有益です。なにかちょっと大勢と違うことをやろうとすると大きな困難がたちはだかる。介護用品のほうへ自転車から職業換えした会社のことなど。
しかし、こういう出会いを待っている部品が静かに眠っている「酒蔵」のような場所は妙に落ち着きます。
こういう場所もまた絶滅危惧種。文化財として保護しないといけないぐらいの感じがします。