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狡猾に出来たモダン・スレイヴァリー

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スレイヴァリーとは『どれー制度』のことです。例によって、『検索避雷針付き』で書きますんで、よろしくご判読あれ。

権太が逮捕され、世の中大騒ぎですが、どうもみなさん彼の申告しなかった金額だけを取りざたしている。別の記事で、彼が『脱兎さんゼッド』のオーナーズクラブに入っていたほどの人だった話は書いた。

まあ、彼の銭ゲバぶりは感心しないとして、あの時点で『留脳』が入ってこなかったら、確実に日SUNはとーさんしていたでしょうから、彼の立て直しには一定の評価は与えられるべきだと私は考える。

そもそも権太は瑠脳と日さんを合体一体化して、瑠脳の管理下へ入ることには反対していたわけで、瑠脳が376萬台、日SUNが581萬台なのに、ほぼ佛蘭西の国営といってよいメーカーだった瑠脳の傘下へ入るのはおかしい、と思っていた。しかも、日SUNは権太の銭箱だったわけですから。彼は儲けたかっただけだろうと私は思う。

それを『もう、会長任期が切れるのを延長してやるから、不可逆で日SUNを飲み込んで、瑠脳の配下にしてこい』と圧力を権太にかけたのは、『真っ黒N大頭梁』だった。

真っ黒N大頭梁は、いーゆーの中でドイッチェランドと佛蘭西とどちらが実質いーゆーの盟主になるか、綱引きをやっているわけで、WW2の頃、ドイッチェランドの那智巣の膝の上でナデナデされて大きくなったメーカー群に対抗するのに、どうしても日SUNを瑠脳の家来にしたかったのだろう。


うまく日SUNを取り込めれば、『瑠脳の万年家来』にすることが出来る。だいたい、寿々木はボロクス・ヴァ―ゲンと提携していた時、なにか良いことがあったのか?伊錫は?技術を吸い上げられただけではないか。


これは英国でもまったく同じで、「密林ネコ」も、「明日頓」も、「老足す」も、みんなエキスを吸われるだけ吸われた。

世界最初のsportsカーを知っているだろうか?英国のヴォクスホールのプリンスヘンリーです。それはアメリカ資本に買い取られ、東欧で作られ、いまは日本ではまったく誰も知らないようなブランドになった。


いま英国では「超高級な白ぬりかべ号」は、英国でないとどうしても出来ないハンドメイドの部分が作られ、あとはきつくて割のあわない、鋳造などをやらされている。ドイッチェランドは手を汚さないおいしいところだけを喫う。


権太は『いまの生活はおいしいだろう?役員期間延長してやるぞ、ただし日SUNを絶対に逃すな』と大頭梁に言われたことがわかっている。

そこで、危機感をもった日本の幹部がことを明るみに出した、と、英国の経済新聞は分析している。英国は長年同様の手口で煮え湯を飲まされ続けて、自国民が経営するじどーシャ・メーカーはモーガンぐらいしかなくなってしまった。英国の革佐ドルの名門メーカーも、『工場責任者』がいるだけ、取締役はすべて外国にいる。自分のやりたいことをやる自主性を奪われているわけです。きつい現場の仕事をやらされるだけの万年どれー。市場が飽和したり、将来性が無くなったら、生産拠点を無くしてしまうだけだ。

日本もうかうかしていられないのだ。日SUNだってやられかかったわけですからね。どんどん世界にタコのように足を延ばす、国よりも力のある会社になり、最終的に地球規模の会社がせーじを動かすようにするのが狙いだろう。

もし、瑠脳の家来に日SUNがなっていたら?一生尻に敷かれる一種のモダン食民地でしょう。その大頭梁は何者か?彼は若い頃、『ロス茶井ルド銀行』の関係者だった。就任式のときは、世界一有名な美術館の前のガラスのピラ密度の前で、第九をかけて行った。ベートーベンがある種の『KESSYA』のメンバーで、机の上にはエジプトのオベリスクを置いていたのは有名な話だ。DAI9は彼らのテーマ曲の一つになっていることは意外と知られていない。しかも、大頭梁のうしろの、そのピラ密度の一番上には、目のような、普段はない赤いライトを付けていた。


世の中はだんだんおかしな方向へ向かっている。

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