私は外食がつづくとどうも具合が悪い。ある程度の期間当ブログを見ている方はおわかりと思いますが、私は世の中で話題の店の行列食にもまったく関心がない。
たぶん、食事とかうまい食べ物に関する『定義』が違うのだと思う。基本、野菜はけっこうとります。外食すると野菜が少ないのと、揚げ物や炭水化物の多さでげんなりしてしまう。
ここに出したのは『老人用のまったく辛くないカレー。ただし香りと味はじつに良い。獣脂をまったく使っていないのでもたれないし、病人でも食が進む。カレーのスパイスは丁子とかウコンとか肉桂とか、すべて漢方薬と同じですから、カレーはインスタントでやらなければ薬膳といってよいと私は考えている。
ここに出したのは茄子と玉葱とひき肉のカレー。嚥下に問題を抱えている方には、もっと細かくみじんをかけても良いと思う。ひとつのカナメは、ご飯や粥とあわせなくても、カレーだけでも塩が少なく、獣脂ゼロで、いくらでも食べられるということです。カレーのスパイスは私は自分で調合している。この日のものはベイガン・バルタとダールの中間ぐらいの感じ(笑)。
もうちょっと前は、嚥下を気にして、冬瓜を入れてとろみを増やしていた。カレーと冬瓜合います。
もう一つは自分用。ボンゴレはまだるっこしいので、今の時期私は牡蠣を使う。死ぬほどニンニク野郎を刻んでオリーヴオイルで炒め、そこへ刻んだゴーヤを入れ、刻んだ万願寺唐辛子をいれ、さらに牡蠣を加えて、最後はレタス半玉ぐらいを一人前に炒める。炒めてみると意外に葉物野菜は量が少なくなる。レタスは細胞膜が丈夫で、生だと中の栄養があまり吸収できない。加熱したほうが身体に良い。
コクを出すのに最後にバターを落とす。良質の塩をパラパラと振って、仕上げは一味唐辛子と胡椒。
こういうのを自製していると、パスタばかりで具がケチってある炭水化物ドカ喰いの外で食べるスパゲッティは欲しくなくなる。これにさらに本物のパルメザン(すりおろすヤツ)をかけて、松の実をかけると最高です。絶倫コース(爆)。薬に頼っていると良いことはないとまわりにはよく言っている。