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Channel: 英国式自転車生活
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わかりやすい50~60年代

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たまたま珈琲を飲みに入った店の人と雑談になって、その人が最近は滅入るのでニュースは聞かないようにしていると言っていた。

その気持ちなんとなくわかる。

今日はアイSイSがローマと法王を標的にすると宣言したことがニュースになっていた。そんな事態になったら、イタリア国内では内戦になって、イタリア国内の海外からの流入滞在者たちは、徹底的に叩きのめされるのではないか?と言う気がする。

だいたいイタリアのUnderグラウンドそ織は、コルシカでの海外勢力の追い出しのために結成されたのが歴史的な始まりと言われている。

ボンドの妻トレーシーの父親はそのボスと言うことになっている。

眼る蹴ると祖呂巣のせいで、世界はきわめて危ういところに来ていると思う。イタリアがそういう事態になったら、たぶん、左前になった老舗を独逸と科部屋の祖呂巣が儲けのネタにするのだろう。すでに蘭慕は独逸の手に落ちていますから、ほかも狙われますね。独逸のクルマはつまらないと思えて仕方がない。そういうつまらないところが世界制覇をしたら、世界はますますつまらなくなる。

独逸と言う泥船に移民が穴をあけて、独逸とベルギーがにっちもさっちも行かなくなって崩壊・沈没しますように、と毎日祈願している(笑)。

今日、内閣府が18歳以上の1万人に調査したところ、今の生活に満足(日本での)というのが、過去最高の73.9%だという。自転車屋、薬局、書店、出版社、町工場、レストラン、紙箱屋、旋盤などの町工場、金型屋、看護師、タクシーの運転手、洋服屋、学生、私が雑談する相手はことごとく『生活が厳しい』と言っている。

その1万人のうち、『有効回答』が6319人だったというのですが、あとの3681人はなぜ『有効』にならなかったのかな?と私は思う。『ABEのせいで~~~、おのれ~~』とか書いてあったら『個人攻撃が入っているからこれは無効』とか『年金を減らし、先延ばしして、~~』などと書いてあったら『お上にたてつき、罵詈雑言を書いたから無効』とか、そんなことをやったんじゃないのか?

私は最近、1950~1960年代までの生活はきわめて節度のある、品のよい贅沢だったように思える。いくらテレビのチャンネルが無数にあっても、どんな曲でも即座にダウンロードできても、

『ありがたみが薄れるだけ』の気がする。

1960年代、夕食の後、デッカとかエンジェル、アルヒーフ、テレフンケン、などのLPを、良い酒を飲みつつ、静かに聴く。そういう趣味の時代だった。Youtubeで次から次へというようなことは考えられなかった。

クルマも大切に乗った。40代後半で買った高級車を、60歳になっても70歳になっても乗り続ける人は少なくなかった。5~6年で乗り替える人はまずいませんでした。そういう人のクルマは、自分でメンテをしていたので、サービスマニュアル、取扱説明書、ほこりを払う筒型の羽ブラシが2本たいていトランクに入っていた。

若者はカブぐらいから始め、バイクへ行き、そこから軽自動車や1000cc以下のパブリカやサニーに移行。中には、クルマはあとでいい、とキャンピング用自転車を買って、海外を見に行く者も多かった。指揮者の小澤征爾さんなどもスクーターでヨーロッパまで行ったはずだ。

東京近郊でも自然はたくさん残っていた。

商店街はのどかで、高齢者はあまり働いている様子もなく、老人パスで、バスに乗り、ずいぶん遠くへ行き、ひと風呂浴びてまた帰って来るのを趣味にしている人がいた。

いま、つげ義春のマンガを見ると、赤貧洗うがごとしだが、それでも『ああいう生活を現在しろと言われても、それは出来ない』だろう。それほどの社会の隙間はいまや存在しない。その手の自由はもうない。

実際、学生運動で大学がお休み、下宿の2階でレコードを聴きながら、ブラブラして、夕暮れ時になると喫茶店へ出かけて行く高等遊民の風情の大学生もいた。

脱サラで古本屋とか喫茶店とか言う人がけっこういましたが、いまやそういう隙間もない。

果たして、世の中は住みよくなったのか?

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