ちょっとお茶うけにする菓子がきれたので、戸棚を眺めると小麦粉の類で使ってしまわないといけないのが少し残っていた。
スコーンを焼く。簡単ですねぇ。鯛焼きよりずいぶん簡単(笑)。
本当はクロテッド・クリームがあると、英国らしいのですが、それもまた買いに行くのがたいへんだ。
バターとジャムでOKです。
日本で食べるスコーンはクッキーのようにサクサクしていて、あれは英国のホンモノのスコーンとは別物です。暖かく、割るとほくほく、しっとりしていて、湯気が出るくらいが紅茶とあいます。
アレックスの家にいるときは、裏木戸のカギを渡してもらっていた。それがあると、道路を通らず、庭園を横切って木戸をあけるといきなり町に出られた。そこから左手に『THE BRIDGE』というティーショップがあって、そこは(嫌なことばだが)英国一のティーショップに10回以上選ばれている。そこへよく行っていた。
形はうちのは悪いけれど、ちゃんとした粉と良いバター、臭みのない野放しの卵とヨーロッパ式の殺菌法の牛乳なので、香りと食感は負けないと思う。