最近、英国でも日本から列車を買っているので、昔のようなユニークなものが少なくなりました。
自動車の白家電化ということが言われますが、列車も白家電化していると思う。
左端は1980年代にはまだけっこうありました。向かい合わせのシートの真ん中にドアがあり、駅へ着くと一斉にプラットフォームに降りられる。
これはいいんです。新幹線のように、手際の悪い人が通路や出口をふさいでモタモタすることがない。大きい荷物があってもさっと駅へ降りられる。
これは友人同士などで占拠するとプライバシーが保たれる。知らない同士なら雑談ができる。
この形式のシートやドアは、私は馬車から来ていると思う。
さて、問題は右の2枚。
どちらもオランダの列車ですが、入り口近くには自転車置き場とラックがある。そしてさらに進むとコンパートメントがあって、左端の英国のもののモダンヴァージョンになっている。
リニアなんかいらないから、こういう列車を走らせてほしい。