私が一種後見人になっている友人の息子が、夏休みにブルガリアからトルコまで旅行し、あちこちでずいぶん自転車を利用したとのこと。
ブルガリアにはけっこうローマ時代の遺跡が残っているそうで、そういう場所を自転車で移動するのは楽しかったということ。そういう興味がそのままつながってくれればと思います。
帰りの飛行機はオランダでストップオーバーだったので、オランダでも自転車に乗ったという。
そういう旅行を若いころにしてみたかったなと思います。今の自分の年齢で、トルコとか陸続きのところを走破する大旅行はむずかしい。またそうした紛争地域を自転車で走るのは危険でもある。
私はイスファハンからイスタンブールまで自転車で行けないか?と現地の人に訊いてみたとき、仲の悪い2国だから、その2つの国を自転車で行き来するのは難しく、不可能だ、と言われた。
大阪で自転車世界旅行者のハインツ・シュトッケと最後に会ったとき、『自転車世界旅行で最大の問題は地域紛争だ。マシンガンを向けられたりするし。』と言っていたのが印象的です。
平和で治安が良くないととても自転車で大旅行はできない。
いま、世界各地できな臭い動きがあって、いつ紛争拡大してもおかしくない状況のところが多くあります。出来れば、次の世代の若者たちの時代は、もっと争いのない時代であってほしいと思う。