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Channel: 英国式自転車生活
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ベルリンでもエボラ熱の危険

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なんでもさっきのニュースで、エボラ患者に接触した可能性のあるアフリカ出身の女性が、ベルリンの求職センターで高熱を出して倒れ、エボラの疑いがあると診断されたとのこと。

こういう『無知蒙昧な行動』はじつに腹立たしい。エボラの人に接触した可能性があって、しかも仕事のないよその国に、倒れるほどの熱があって、600人以上も人のいるドイツ版ハローワークへいったい何しに来たのか?

いまのところまだ続報が入りませんが、ドイツなどでもそういう経路で持ち込まれる可能性があったことがこれでわかったようなものです。

ドイツの空港には当然、熱感知の機械などは置いてあったわけでしょうが、役に立たなかったということでしょう。これは日本でも他人ごとではない。成田や羽田で同様なことが起こったら、そこから直通で来られる新宿などの数百万の人口移動があるところは、閉鎖のしようもなく、拡散が始まったら壊滅でしょう。

今の大臣がずいぶん悠長なことを言っているのが腹立たしくてならない。

隣国は、エボラの猛威をふるっているエリアに大量に労働者を送り込んでいる(2万人以上)。日本へはそういう別の国を経由して入ってくる可能性もあるのです。

私の友人が一時期、アフリカのレソトに住んで働いていたことがありました。ところが彼女に周旋された家には、すべての窓に鉄格子がはめられていたと言います。

その理由が夜になってわかった。何人もの男が屋根の上を歩いている。

『白人女性が一人で住んでいる』というので、大量に夜這いに訪れ、窓をガチャガチャやって、鉄格子がかかっているので最後の期待に屋根に上ったということらしい。

レソトはたいへんにエイズが猛威をふるっているところでもあります。3人に一人がエイズにかかっている。

彼女は現地の女性を社会的に救済するシステム作りのために行ったのですが、『鉄格子を揺する男たち』と『屋根の上を真夜中に歩く訪問者たち』にうんざりして1年経たないうちにアフリカを後にした。

私は『21世紀には、ものの道理がわからない、欲望に引っ張られている人たちの地域は沈んでゆく』のではないかという気がします。これは経済的欲望も含めての話です。自分のところが嫌だから、とにかくよその国へというのも褒められた態度ではない。そういう巻き添えを食わないように対策することも必要でしょう。

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