Quantcast
Channel: 英国式自転車生活
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3751

電話井戸端会議

$
0
0
今朝はトニーに国際電話。彼がマサチューセッツ工科大学から出す本に、ちょっと手を貸したので、そのことなど。あとは業界噂話。

もっぱら二人でアメリカの悪口。「まあ、書いても書いても、確認の法律的文書が送られてくるのでたまらんな」と言うような話。アメリカの会社は30年前のカタログからの写真引用でも、「弁護士を通してくれ」と言われる。

「独創的な学者とか、ユニークな芸術分野の人間は、あの国では出てこないだろう。芸術家のような分野でも、あの国ではみんな弁護士タイプか、ビジネスマンタイプだ。」と私。実際、あの国の画家などと話していても、経営コンサルタントか株屋と話しているような気分によくなる。絵画は証券に近い。

アレックスの死後、遺書の点検と現実との照合が行われ始めたと言いますが、さまざまな情報が錯綜し、また大きい進展がみられないと言います。

屋敷を博物館として開放する、デザインの学校を作る、さまざまなトラストは申請はされて出来てはいるのだが、そのどれをを始めるのにも充分な資金がないらしい。

さらに複雑なことは、会社が『はしれー』・『店主親爺』の製造者の社長のエイドリ庵と、アレックスとあれほど仲の悪かった羅礼のマクノータンの支配下にあって、甥は株を持っていないので単なる1従業員にすぎないという。どういう方向へ進むのか、まったく未知数だということです。

ミーティングには、タイや日本の隣国の人たちがけっこう来るようになり、オーナーの構成人員は大きく変化したといいます。

トニーは昔ラジオのデイスク・ジョッキーをやっていたビートルズ世代なので、話し始めるととまらない。ものすごい早口で、弾丸のように人の3倍ぐらいの会話内容を単位時間に盛り込みます(笑)。とてもここには我々の会話内容は書ききれません。40分ほどの長電話でしたが、3時間分の内容を話した(笑)。

「R&F早くこっちへ一度来いよ。クルマも新しくしたんだ。HONDAのジャズだ。しかもこっちのスウィンドン製じゃないぜ。正真正銘の日本で作ったヤツだ。」
ヲタクだな。まあ、自転車万年青年はみんなそうか。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3751

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>