なんとか年内に6台ばかり送り出そうと思って早朝からがさごそやっているのですが、実際組み立ててみると、「ちょっとここが気になるな」というところが出てきます。そういう時は部品を調達しなおしたりする。
たとえば、ギアリングをシルバーで行くつもりが、「ここはゴールドでないといかん」と言う気になってきたりする。
またカンパのブレーキで行くつもりが、そこだけ浮いてしまったりする。色が変わると部品の似合い方も変わると思います。オレンジに強い黒やはっきりしたロゴは合わない。オレンジだと部分的にうんと白っぽいアルマイトのほうがクロームより似合う場合が少なくありません。
機能だけでなく、そういうところも自転車ではまとめないといけない。
グリーンにはすべてアルマイトではなく、適度にクロームが入ったほうが美しい気がします。これは奥儀ですが。
また乗る人の技量や雰囲気によって向き不向きもある。自転車は仕立ての段階からすでにその持主の個性を織り込むべきものと言う気が最近は強くします。