なにげなくワンセグを11時の休憩でみてみたところ(11月19日午前11時)ひるまえほっとというのをやっていた。そこで出てきたのが『ナンが家庭で出来る』ですと。
噴飯ものの気配がしたが、まずは消さずにそのまま見た。
なんとホットケーキミックスをビニール袋に入れ、『そのままでは甘いのでヨーグルトを足し、2~3分ビニール袋をもんで、それをフライパンで焼くだけだという。
それは『ホットケーキに牛乳とたまごを入れていないだけの、出来損ないでしょ。』
高給なホットケーキ・ミックスには『ヨーグルトとダブルクリームを足せ』という指示が書いてある。ヨーグルトを入れても甘いものは甘い。
これをもし、アメリカかどこかの放送局が、パンケーキ用の粉をヨーグルトで溶いて、レーズンを足して蛸のかわりにビーフジャーキーを入れ、オタフクソースは手に入らないから、ローストビーフのソースをかけて、
『ダレニデモデキール TAKO- YAKI!』とやったら、大阪できれまくる人が出るのではないか?
私が学生時代、本格的なインド料理は、銀座と九段に一軒づつぐらいしかなかった。九段のアジャンタは、最初、工学部の学生として留学してきていたジャヤ・アーナンダ・ムルティさんが、日本へ来て日本のカレーを食べて、『これは我が国の料理文化を正しく伝えていない』と使命感に燃え、大使館の裏でやりはじめたのがきっかけだ。
私はその当時よく行ったが、メニューにはチキンカリーしかなかった。ナンはなかった。ムルティさんが苦肉の策で出したのは全粒粉のチャパティ。それをカーライで焼いたものだった。あれはほんとうの家庭料理の味で、昨今の都内のインド料理屋の味とはまったく違うものだった。
いままでに、数知れぬインド料理屋へ行ったが、『あっ!懐かしい、似ている!』と思ったのは2回だけ。インドの北部のアサンソールの市場の露店。あとひとつはロンドンのトゥーティンベックの或る店。
数か月前、ブログでも書きましたが、行き付けの店が『ナンの小麦粉を変える』ということで、食べ比べを頼まれた。夜と昼で価格がインド料理屋は変化が激しい。300円のナンを『お代わり自由』などとすると、まず、損益分岐点ぎりぎりなのだ。だから、たいていのインド料理屋は昼はスパイスをケチる。カリーで一番コストが高いのはスパイスですから。そして、小麦粉を少しでも安いものとなるが、私の行きつけのところは、『私がナンのおかわりをしない』というのを知っているので、私の時は『夜のナン』がでてくる。
最近の日本の若者はコンビニ食、袋菓子スナックにならされて『砂糖マヒ』状態なので、あざとい店ではナンにかなり砂糖を混ぜている。日本の若者は『砂糖で甘くされたナンを美味いと勘違いする』のを見透かされている。
ある駅ビルで飛び込みで入ったカレー屋のナンが砂糖入りだった。しかも『ポークカレー』がメニューに入っていた。
『ナンは甘いし、ポークカレーはインドにないだろう?』
と言ったら、店の人が『シーッ』と言って笑った。味覚オンチは腹の底では嗤われている。
それをホットケーキ用の粉でフライパンで焼いて、カレーを食べようとは!それは天丼のライスに砂糖まぶしているのと同じだと言うことがわからないのだろうか?
噴飯ものの気配がしたが、まずは消さずにそのまま見た。
なんとホットケーキミックスをビニール袋に入れ、『そのままでは甘いのでヨーグルトを足し、2~3分ビニール袋をもんで、それをフライパンで焼くだけだという。
それは『ホットケーキに牛乳とたまごを入れていないだけの、出来損ないでしょ。』
高給なホットケーキ・ミックスには『ヨーグルトとダブルクリームを足せ』という指示が書いてある。ヨーグルトを入れても甘いものは甘い。
これをもし、アメリカかどこかの放送局が、パンケーキ用の粉をヨーグルトで溶いて、レーズンを足して蛸のかわりにビーフジャーキーを入れ、オタフクソースは手に入らないから、ローストビーフのソースをかけて、
『ダレニデモデキール TAKO- YAKI!』とやったら、大阪できれまくる人が出るのではないか?
私が学生時代、本格的なインド料理は、銀座と九段に一軒づつぐらいしかなかった。九段のアジャンタは、最初、工学部の学生として留学してきていたジャヤ・アーナンダ・ムルティさんが、日本へ来て日本のカレーを食べて、『これは我が国の料理文化を正しく伝えていない』と使命感に燃え、大使館の裏でやりはじめたのがきっかけだ。
私はその当時よく行ったが、メニューにはチキンカリーしかなかった。ナンはなかった。ムルティさんが苦肉の策で出したのは全粒粉のチャパティ。それをカーライで焼いたものだった。あれはほんとうの家庭料理の味で、昨今の都内のインド料理屋の味とはまったく違うものだった。
いままでに、数知れぬインド料理屋へ行ったが、『あっ!懐かしい、似ている!』と思ったのは2回だけ。インドの北部のアサンソールの市場の露店。あとひとつはロンドンのトゥーティンベックの或る店。
数か月前、ブログでも書きましたが、行き付けの店が『ナンの小麦粉を変える』ということで、食べ比べを頼まれた。夜と昼で価格がインド料理屋は変化が激しい。300円のナンを『お代わり自由』などとすると、まず、損益分岐点ぎりぎりなのだ。だから、たいていのインド料理屋は昼はスパイスをケチる。カリーで一番コストが高いのはスパイスですから。そして、小麦粉を少しでも安いものとなるが、私の行きつけのところは、『私がナンのおかわりをしない』というのを知っているので、私の時は『夜のナン』がでてくる。
最近の日本の若者はコンビニ食、袋菓子スナックにならされて『砂糖マヒ』状態なので、あざとい店ではナンにかなり砂糖を混ぜている。日本の若者は『砂糖で甘くされたナンを美味いと勘違いする』のを見透かされている。
ある駅ビルで飛び込みで入ったカレー屋のナンが砂糖入りだった。しかも『ポークカレー』がメニューに入っていた。
『ナンは甘いし、ポークカレーはインドにないだろう?』
と言ったら、店の人が『シーッ』と言って笑った。味覚オンチは腹の底では嗤われている。
それをホットケーキ用の粉でフライパンで焼いて、カレーを食べようとは!それは天丼のライスに砂糖まぶしているのと同じだと言うことがわからないのだろうか?