昨日はいままで台風やらなにやらでお引渡しがずれ込んでいた6.2 スピード6をお渡しした。問題は私が乗れないので『乗り味確認ができないこと』(笑)。身長が185cmぐらいないと無理。クランクはカンパのレコードの177.5mm。
これは難しかった。ただ写真でみると、そのサイズの大きさがわからない。ほんとうは28インチのWOのタイヤにすると、バランス上、もっと楽なのですが、28インチだとオープンサイドの軽くて良いタイヤがほとんどない。選択がスリック・パターンのオランダ製とかに限られる。入手も難しい。
問題はフレーム材料で、これは工場の製造設備で出来る限界の長さにひいてある。大メーカーのオーダーメイドでも、これより4cm短いサイズしかない。仁さんもかつて、このサイズで材料がないのに困り果て、フォーククラウンとヘッドの下ワンのあいだを一本の柱を入れるという奇怪な苦肉の策をこうじたことがあった。『あ。全然だいぶ、、技術が良いから』と言っていました(笑)。
オーナーは知る人ぞ知る方。これは、いままで入手されたなかで最も大きいフレームだとのこと。逆に言うと、身長の高い方も、身長の低い方も、どちらも適正サイズの自転車の入手に苦労されている。
プレーン管を使い、径もブレンドを変えてある。ほとんどの人が『インチのノーマル』だと思うのではないか?そこが狙いなのですが。
試乗してもらった感じでは、剛性が充分で、大きいフレームにありがちなポニョフニャ感がないとのこと。ハンドルはちょっと参考に、変わった形状のものを入れてクラシックな乗り味を演出してみました。
ただ、それを公開すると『劣情をもよおす人がいる』ので、見せないことにします(爆)。