$ 0 0 ひまわりは太陽を追いかけ首をねじる みんな並んで同じ方向を見る いつも東から西へ しだいにそれに倦み疲れ 独り別の方向を向く どこへ?自分の足元へ 太陽が首すじを焼く ますます種は実り やがては帰る土を眺める その無数の種は宇宙の法則の模様となり その大輪の花はひとつの眼球になる その眼球は誰の眼球なのか? じつは、ひまわりはそこで太陽の一部と化す