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Channel: 英国式自転車生活
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違和感

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Believe it or not, 私はたいへんなAIKOKU者であり、KOKUSUI主義者なのですが、どうも昨今のこの国の『自称連中』は発言も見苦しく、汚らわしい感じがする。

今から18年前、某ヨーロッパの大使館の人を名刹に連れて行ったことがある。そうしたところ、その境内にいた男が舌打ちをして、そのあと「シッ、シッ」と言った。

外国語コンプレックスがあるのかどうだか知らないが、「我が国へ来ている大使館員にそういうこと行為を働くことは、この国の品位を卑しめている。貴様のような奴はどこか太平洋上の溶岩岩礁の上で一人で暮らせ」と言ってやろうと思った。同じようなタイプの人たちがやたらネット上で目立つ。

一緒にいた人たちがいた人たちだけあって、睨むだけで終わりましたが、「綺麗ごとで夜中の0時過ぎのロンドンのブリクストンなんか歩けませんから」。R&Fの頭に血がのぼるとどのくらいのことになるか、知らないんだなと思った。

正直なところ、私は右も左も最近はおかしい奴らが多いと考えている。

明治時代、突如、神仏分離をやって、廃仏毀釈をやって、「このお方は貴方たちの拝んでいる神様に大将が兵隊に位をつけるように序列を付けられるんです。それほど偉い人なのです」となった。そのころ、徳川の庇護の篤かった神社はずいぶんいじめられた。

昨日は東京大空襲の日でしたが、私の父はその時、指揮をして御いTAIを埋めることをやっていた。つぎからつぎ、あちこちで埋めたと言っていた。公園と言わず、練兵場と言わず。空き地があれば埋めたという。

都心を車で通っている時、たまに父が、「いまはみんなのどかに、昼休みであそこに座っているが、ここでも埋めた。ここはすごく深く掘ったから、公園の整備でも出てこないだろうな」などと言っていた。

今ではそんなことを言う人はいない。父も生きていたらもうすぐ100歳だ。

その父が戦時中の「じゅー」の話をしていたのをいまだに思い出す。なんでも、いつも真っ直ぐに飛ぶ命中率のいいやつと、いつも特定の方向へずれるもの、ずれる方向が毎回違い、まったくあてにならないものの3種類があったのだよく言っていた。

それを調べるのに、万力にはさんで何発かUTTE見るのだという。それで振り分ける。偉いヤツ、決して前線には行かない奴らが一番いいのを選んでとって、一番危ないところへ行く連中にどこへ飛ぶかわからないような一番よくないのを渡していたんだから、ひどいもんだ、とよく言っていた。

それと同じような状況が、フランスにもあった。まだ文明開化の風が吹いていた時に、パリ万博に送られた刀が、使い道がないため大量に渡ったのが、そのころ骨董屋に出ていた。それをあちこち渉猟して歩き、公費で買い、いいやつを自分用に抜いて私物化し、残りを日本へ送っていたGUN人たちのことが記録に残っている。

GUN国主義が沸き起こって来る頃、ドンゲという名前の名刹の高僧が一休をこき下ろす文をある書物に書いている。一休が高価な衣を嫌ったことに対して『信は荘厳より起こる』として、格式で圧倒し、飾り立てたパワーで人々に信仰心を起こさせるのが『自分は文明社会の者』なので正しいと信ずると説いた。つけくわえて『猿にも衣装』だと結んでいる。ドンゲは書いた『我は憎む、天竺浪人、無宿宿無しを』と。君主のために命を捨てない者はすでに死んでいると主張していた。

やがては、『殺生を薦めアジる』発言があちこちの名刹から出た。どこが仏教か。

私は、満州事変の年に、徳川家康の軍神をまつる光明山の大伽藍が焼失したことに、偶然以上のものを感じる。そういう輩が戦勝祈願にくるのを嫌がったのではないか?

戦国時代の武将は『神仏の喜ばないことはしない』と徹底していた。

おととい、友人から小田原城の天守閣がみごとに当時のように修復され、かつてのように、摩利支天像がお祀りされていると写真を送ってきてくれた。小田原城は一度も攻め落とされたことがない名城だ。あそこの桜はみごとです。これからの花の季節にこころのどこかに記憶していると良いと思う。写真は小田原城天守閣に安置されている摩利支天尊像。

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