Quantcast
Channel: 英国式自転車生活
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3751

仮組み

$
0
0



一般にはなかなか理解されないのですが、世の中一番作りやすいのはトラックレーサー。2番目がロードレーサー。泥除け付きは難しい。泥除けとキャリアが付いているとさらに難しい。そのサイズが特殊だともっと難しい。そこにチェンケースが付いていると「制作地獄」の領域に入ります。

フレームサイズ450mmでタイヤサイズ650B。トップチューブが地面と平行で、泥除けが入り、ヘッドチューブもちゃんと長い。なんとかまとまりました。泥除けとキャリアのクリアランスは現物で見て見ないとわからない。

リアブレーキのガイドチューブの長さを調整して、さらに銀ロウで補強を施すため、仮組みしてみた。40年前の国産の650の泥除けがピッタリ入る。フレームサイズが小さいので、バックの剛性が上がりすぎないためと、視覚的に太く見えないように、タイヤと泥除けをクリヤーするのに細いチューブを曲げた。

このままではガイドチューブがぶつかったりして曲がるので、まだ補強をロウ付けする。

一度組んでブレーキの具合を確かめ、再度ばらして補強をロウ付けして、磨き、塗装に出す。こういうのはなんだか、自転車と言うより、歯科技工士の世界の感じがする。ずいぶん苦しみました。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3751

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>