タイトルはフランス映画の題名。イザベル・アジャニが出ていたものです。私のフランス人の友人はアジャーニとのばさないで発音していた。彼女、たしかトルコ系が入っているので、アジャニのほうがそれらしい感じがする。
私は彼女がヴイクトル・ユーゴーの精神的に破綻した娘を演じた『アデルの恋』(だったか?)を見てスゴイ女優だな、と思った。ところがそのあと立て続けに3流映画に出て、評価が定まらなかった。
「貴男もうちの弟と同じよ、うわべに惑わされているんだわ」とフランス人の友人に言われた。
「冒険者たち」のレティシア役のジョアンナ・シムカスがいいと言ったらもっと激しく口撃された(爆)。
それから幾年月、、成長して人を見る目が出来たのか、加齢で脳が硬くなってきたのか、女性を見る目が変化したように思う(笑)。
一方でここ20年で、『日本の外観偏重はひどくなった』ように思う。ブスでも気立てのよい女性が重要な役割で描かれた源氏物語以来の日本の美風はどこへ行った?
昨晩、レオナルドが一時期住んでいた部屋などを世界初公開するというのでテレビを見ていました。出てきたのは『谷川栗捨てる』。私はあの人がちょっと我慢できないくらい苦手。たぶん、自分が美人であるとということをものすごくはっきり心の奥底でわかっていて、それを『まとわりつくように甘ったるく、男に媚びる感じ』なのが耐え難く嫌だ。
ニュースリーダーに不可欠の教養・見識、分析力、広範囲の常識、当意即妙の機転、そういうものがまったく感じられない。
レオナルド・ダ・ヴインチが住んでいた部屋にいて、「何千年も前から、、」とはいったい何なのかな?と首をかしげざるおえない。レオナルドは古代ギリシャの人か?バカも休み休み言え。土地のトリュフとタマゴの料理を食べて『柔らくておいしい~』の一言だけ。テレビ見ている人は誰もタマゴやトリュフがビーフジャーキーみたいだとは思っていない。『言葉によって伝える能力が欠如』している感じがする。
「レオナルドのモナリザ以前、肖像画は横顔だった。レオナルドが斜め前からの肖像画は最初だ」という。比較にピエロ・デラ・フランチェスカを出していた。間違いです。ボッティチェリはメダルを持った男の肖像画でやっている。そういう番組に出るなら、矢代博士の本やヴァザーリの画家列伝、ベレンソンの本、マドリッド手稿ぐらいは目を通してから出かけろと言いたい。
来週は20世紀最大と言われる贋作画家メ―ヘレンとフェルメールだそうですが、そこまできて、アッ、そうか、この番組はBBCの「FAKE OR FORTUNE」のパクリなんだと気が付いた。
あれはBBCのニュースリーダーのトップのフィオナ・ブルースの絵画番組でした。
ぜひ、フィオナ・ブルースと栗捨てるさまの『知性の対決』をYoutubeで比較してみましょう。BBCニュースと日本のテレビニュースのレベル対決。
あの人、東北大震災の前はオール電化で、じゃんじゃん電気を数倍使って生活しましょう、みたいなCMに出ていた。東北が地震と津波でやられたあとも生々しいとき、『いまこそチューごくから!』と隣国からすぐ持ってこれますよというCMにも出ていた。その2つの事実だけでも顔を見るのも不愉快。
私は彼女がCMに出ているビールの味が最近落ちたので、飲む銘柄を麒麟に変えた。ギネス、カプツィーナ、麒麟の3種類態勢にした。『釣られる鯛になってはいけません』。
Fake or Fortune SO2 ES3
これが最も『出来の違い』を感じさせる。フェルメールとメ―ヘレンの回もあります。そのメ―ヘレンの偽造のやりかたを、英国の贋作師がデモンストレーションして見せる場面だけが隣国の人がYoutubeにアップしている。
偽造名画大師 Fake. or Fortune.
写真はリヨンのサン・ジャンからの眺め。リヨンの郷土料理はキュネル。『やわらくておいしい~♪』(爆)。