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Channel: 英国式自転車生活
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Pay attention, 007

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先週、避難訓練がありまして、参加したのですが、まあ、どうなのかな?と思いました。

まず、『コンクリートの建物が傾いた想定』というので、外へ出るというのですが、上の階に住んでいる建築家の人と話していて、お互いに「そうなったら、鉄の玄関ドアは変形して開かなくなるでしょうね」と話していた。

うちはバールがあるし、トーチすらあるので何とかなりますが(笑)。

もう一つは、うちの建物は、ゲンパツ事故のあと、密閉性の高い2重ガラスのサッシにしたのですが、私は思うところあって、台所側の窓は2重サッシを辞退した。

その理由は、2重サッシは頑丈で重く、ベランダ側は私の予想通り、表にいるときぴったり閉めてしまうと、かなりの力でないと開かない。地震でちょっとでも歪んだら無理でしょう。しかも2重のガラスは容易に割ることはできない。

高齢者が一人で取り残されたら、助けを呼ぶ声も届かない。

しかも、後付の2重サッシは、開口面が小さくなる。暗くなるし、台所側は、万が一窓から逃げる時、人が通れなくなるな、と思って、台所側はそのままのアルミサッシに残した。

軽く開く、開かなくなってもガラスを割ってすぐ出られる。

「私は?」
と老母が訊く。
「ブルーシートと毛布で簀巻きにしてロープで下す」
「ミノムシか。」

建築家の人に「大きいのが来たら、ベランダは突き出ているだけだから落ちる可能性ありますよね」と言ったら彼も同意。

出てきたときに、みんなけっこう大きいリュックを持って出てきていた。手ぶらの人もいる。私はいつものショルダーバッグだけ。

「何が入っているんですか?」
私は常時、こどものころから肥後守を手放さない。地下鉄や地下街で地震に遭遇した時のために、都心へ出るときには、自転車用LEDのランプと小型のマグライトをサイドポケットに入れている。

「えっ!肥後守ですか?」
「まあ、列車の中で、腕時計のリューズを引っ張ると、ブレーキワイヤーが出るようなので首を絞められるかもしれませんからね。」(爆)

ソボリン金貨と催涙ガスのボンベはまだつけていない。

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