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Channel: 英国式自転車生活
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訊くは一時の恥

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自転車でたまに前を通過するところに、フランス語まがいの名前のアパートがあって、あそこに住んでフランスへ手紙を出すのは恥ずかしいだろうな、といつも思う。

それが、「ベルレーヌ」と書いてあって、そのあとに英語の名称が続きます。

詩人の名前なら『ヴェルレーヌ』なはずですが、『B』で始まっている。ヴェルレーヌ自体、あまり陽気な名前ではなく、『土星の子の唄』などというのがある。

そう言うことを考えながら町の横文字を眺めると、たいそう楽しめます。

そう思っていたら、友人が『ヒストリック・MEETS』と書いていた。それは英語ではない。アメリカでは野球の大会などにMEETという単語を使うことがありますが、英国では決してない。私は聞いたことがない。英国の辞書で引いても『アメリカの一部で使われている』とあっさりあるだけ。複数形だからなおおかしい。集まりのお題は英国。

メルボルンでメッセンジャーをやっているという人と会った時、「オレは速いんだ。だからグレイハウンドの意味の日本語をワンポイントで入れたんだ」、と、腕をまくって見せられた。

そこには『犬』とあった。なんでやる前に訊かなかったのかな?と思った。日本にはポチはいてもグレイハウンドはいないわけですから。

そこに1930年代のものという英国の自転車が出ていたのですが、戦後のダブルギアが付いている。しかもフランスの戦後のロッド式のフロント変速器が付いている。

近年に於いても、20年以上違ったら、8段変速と11段変速ほど違うわけで、そう言う部品は混ぜない。

『日は暮れて道遠し』という感じです。

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