どこぞの洋服屋が売り上げ1兆円越えだそうです。私などは即座に、
「その売上金のどのくらいのパーセンテージが、仕入れのために国外へ送金されたのか?」
と考えてしまいます。またそれによってどのくらいの国内のシャツ屋やテーラーが潰れたのか。
日本と言う土壌に、企業と言う樹が植えられて、土壌から養分(金)を吸い上げる。実をむすぶために葉っぱは必死に働いて、常に若葉であるように古い葉は落ちて行き、利益と言う実をつけるほど土壌の養分は痩せてゆく。実のかなりの割のものは「仕入れ代金」として国から出て行きますから。
この構造、かつては自転車業界もそうでした。
売り上げを誇ったデキジテンシャはすでになく、国内大手の工場も国内では稼働していない。
いまやアルミフレームは国内で互角のものがつくれないまでに衰微したのではないか?
シルクで名を馳せた日本も、絹織物も原糸も、群馬と東北の一部に残るだけで消滅寸前になっている。
そういうところの会社や設備を隣国に買われ、ノウハウ流出したら伝統根こそぎ消滅でしょう。
「マンチェスターからの布を輸入して、我々の多くのものが貧しくなり、一握りの者が豊かに着飾るよりは、自分たちで糸を紡ぎ、布を織り、貧しくともそれを誇りを持って着よう」
そうマハトマ・ガンディーは言った。現代日本の経営者にはそういう誇りがないようです。
「その売上金のどのくらいのパーセンテージが、仕入れのために国外へ送金されたのか?」
と考えてしまいます。またそれによってどのくらいの国内のシャツ屋やテーラーが潰れたのか。
日本と言う土壌に、企業と言う樹が植えられて、土壌から養分(金)を吸い上げる。実をむすぶために葉っぱは必死に働いて、常に若葉であるように古い葉は落ちて行き、利益と言う実をつけるほど土壌の養分は痩せてゆく。実のかなりの割のものは「仕入れ代金」として国から出て行きますから。
この構造、かつては自転車業界もそうでした。
売り上げを誇ったデキジテンシャはすでになく、国内大手の工場も国内では稼働していない。
いまやアルミフレームは国内で互角のものがつくれないまでに衰微したのではないか?
シルクで名を馳せた日本も、絹織物も原糸も、群馬と東北の一部に残るだけで消滅寸前になっている。
そういうところの会社や設備を隣国に買われ、ノウハウ流出したら伝統根こそぎ消滅でしょう。
「マンチェスターからの布を輸入して、我々の多くのものが貧しくなり、一握りの者が豊かに着飾るよりは、自分たちで糸を紡ぎ、布を織り、貧しくともそれを誇りを持って着よう」
そうマハトマ・ガンディーは言った。現代日本の経営者にはそういう誇りがないようです。