自然の機嫌
このところ自然を見ていて、なんだか「荒ぶる恐ろしさ」を感じることがよくあります。こういう感じはいままでなかなか感じることがありませんでした。 なんというのか、自然が怒っている感じと言いましょうか。 自転車や登山で山の中に入って行っても、自然に包み込まれているやすらぎを感じたものです。ところがここのところ、なんだか恐ろしいものが、見えないところで動いている感じがしてなりません。...
View Article生活に必要なもの
土曜日は28号写しを持っている人たちでプチ集会を考えていたのですが、あいにくの雨。二人ばかりで喫茶店へしけこみました。 日曜日はみんな同じことを考えて、「晴れたから出てきた」とのこと。急遽三台で集合。ちょっと新しい寸法の28号写しに乗ってもらいました。角度とか寸法を微妙に変えています。...
View Article2つの無印フレーム
私のところに出入りしている一人に、かつてラヴァネロの選手だったのがいます。その彼が無印のロードレーサーを持っていまして、 「これ梶原フレームなんですよ。さすがですねぇ。しゃきっとして乗りやすい。たいしたもんです。」 「そうかな?ケロ美務R2にしかオレには見えんが。」...
View Article安物をあきらめる悲哀
こういう趣味の世界にいると、「もっとも凝ったところの泥沼に落ちる」人をよく見かけます。 自転車でももっとも高級な、もっとも珍しいところへ行く。ところがそれがすべての満足を与えるか?というとそんなことはない。安くて気の利いたもののよさを「高級一辺倒」で逃がしてしまう。...
View Article科学盲信の愚
けさ、まあ御苦労様なことに、朝の4時ごろに書き込んでいる人がいました。つまらないコメントなので削除しましたが、「いしゃ」のハンドルネームで「シュミレーターのほうがいいぞ」と一言あったのでした。 消したあと、ああ、コメントをかえしてやればよかったな、と思ったのは、この「いしゃ」さんは根本的に理解を誤ったところがあったので、そこをハッキリさせておくのは世の中のためになるかな?と思ったからでした。...
View Article黄葉の時期
いつも不思議に思うのですが、多摩に一本大銀杏があり、その木はほかのすべての銀杏が黄葉して、最後の最後に黄葉します。そして春に新芽が芽吹く時も、「枯れたんじゃないか?」と不安になるくらい、最後の最後に芽をふくのです。 まるでその木の周りだけは流れている時間が違うかのようです。...
View Article豆画集
私が高校生の時代、これらの画集はすでに古本で、かなり珍しい部類にはいりました。 学生の頃は、画集がずいぶん高く感じたものでした。そういう私にとって、このシリーズは古本屋で200円ぐらいであって、ずいぶんと重宝しました。...
View Articleパブと自転車
日野・多摩・八王子エリアに住むようになって、ずいぶん自転車生活は充実したと思います。川はある、丘はある、湧き水はある、古い神社・仏閣はある、海へ出るのもそう遠くない。 無人のスタンドで地元野菜を買う楽しみだけは、原発事故以降はなくなってしまいましたが、多摩に居をかまえたおかげで、ずいぶん自転車生活者としては救われたと思います。...
View Article貴族的節約主義
英国の上流というと、かなりな贅沢をしていると思われるかもしれませんが、まじかに見ると、かなり手堅い、緻密な節約経済をしているのがわかります。 日本の昔ながらの生活を見てみると、これもまたかなり合理的に考えられ抜かれた節約の智慧がみえる。 本来、日本とか英国のような資源のない国は、そうやって生きてゆくよりほか、すべはないのです。...
View Articleただ気分よく乗ることにて侯
私の場合、自転車は気分よく乗るもの。人が何と言おうとかまいません。これはもう昔っからそうでして、「見栄のためにガマンして乗る」ということが出来ません。 この週末、話した人たちは、もう、人ぞしる自転車の道の大御所3人だったのですが、みなさん「世の中の最近の最新型は乗りにくくって冗談じゃないよね」と言うことでした。...
View Article人に淹れてもらう珈琲
私は珈琲も紅茶もひととおり自分で淹れられます。珈琲も幸いにして、名人に教わったことがあり、紅茶も英国とインドで勉強した関係でけっこう気にするほうです。...
View Article勝ち負けメンタリティと鞍馬天狗
いつの頃からか、日本語に加わったことばに「勝ち組」と「負け組」というのがあります。これは興味深い現象で、たぶん、1990年代はじめぐらいから耳にするようになりました。 私の青年時代にはなかった言葉です。これは勝ち組という言葉で「くくってしまうメンタリティ」そのものに問題があると思うのです。...
View Article人脈
かつて、あるモーターサイクルの雑誌の編集長と話したことがあるのですが、古い自転車をレストアするというのは、なかなか一人でできるものではありません。 「ここをこうすれば治る」 とわかっていても、それはやはり少しでも自分より腕の良い人にやってもらいたい。そうするとフレームの修理、そのほかの部品の製作、機械加工、めっきなどのもろもろを人に頼むことになります。...
View Articleクロモリ・スチール・フレームの楽屋話
これはぜひとも雑誌を買って読んでいるひとたちにも、これを読んでいる自転車業界の人たちにも考えてもらいたいことがらなのです。 このあいだの大坂のサイクル・モード・ショーの前に、大坂のほうのフレームの塗装屋さんの昔からの仲良しの方に、そこでしか出せないやりかたの色などをやってもらうのに、東京から生地のフレームを送る話をちょっとしていました。...
View Articleよくぞ生き残っていました
部品を仕分けつつ、使う部品をまとめていました。あるところへ必要な部品をピックアップに行ったところ、「あっ!大きいクワガタが、、、。」すごい初期のアジャスター付きのスキッターでした。これはネジ一本でアームの長さを変えて変速器のキャパシティーを変えられるすぐれものなのです。 「クリスマス近いしな、自分用にしよう。」 このところ自分の自転車にかかわる時間が減っているので、これは自分への勤労感謝。...
View Article一台として同じものはない
かつて、少年時代、西風の翁のところで自転車に乗せてもらったときのことです。サイズはバッチリ合っていました。また、その乗り味たるや、なんとも言えず良かったのでした。 のちにその自転車と同じものをオーダーしに行き、こことあそこと変えて、部品はこれに、、、と言ったところ、翁はコトリと鉛筆を置き、...
View Articleシマノ私観1
若い世代と私の世代では、たぶん、ずいぶんシマノに対する考え方が違うと思います。私は1960年代のシマノからリアルタイムで知っているわけで、つまり、シマノがまともに動かないアーチェリーという、どこかの宗教団体の娘のような名前の変速器を作っていた時から知っているわけです。...
View Article海原の亀
海外からの友人を成田に見送りに行くと、私はだいたい帰りは成田山新勝寺に御参りによります。山門の下の池で亀を見たりして、帰って来るのがいつものパターン。 私は泳いでいる亀を見ると、サイクリストのようだな、とつねづね思うのです。 広い水の上に浮かび、ゆらゆら手足を動かして、進んでいったり、向きを変えたり。...
View Articleガレット
ガレット、ガレットと思い詰めて某所に行きましたところ、なんと閉まっていました。なんたること。 これはカツ丼とかウナ重と同じで、「思い詰めてそれを食べようと思っていると、急に方向転換はできません」。 別のお店に行きましたが、この蕎麦粉を薄く焼いて蜂蜜をかけるだけのものが、やはりお店でずいぶんと味が違う。不思議なものです。
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